オホーツク海の青い海と、大地を真っ赤に染め上げるサンゴ草。北海道網走市にある能取岬(のとろみさき)とサンゴ草群生地は、秋の訪れとともに圧倒的な美しさを見せてくれる観光名所です。
この記事では、能取岬周辺でサンゴ草を楽しむためのベストシーズンや、周辺のおすすめスポット、効率的なアクセス方法について詳しくご紹介します。北海道らしいダイナミックな自然を肌で感じたい方は、ぜひ参考にしてください。
網走の澄んだ空気の中で眺める赤と青のコントラストは、一度見ると忘れられない感動を与えてくれます。初めて訪れる方でも安心して楽しめるよう、現地の最新情報と共にお伝えしていきます。
能取岬とサンゴ草の群生地を楽しむための基礎知識

能取岬とその周辺の能取湖に広がるサンゴ草群生地は、網走を代表する景勝地です。まずは、この場所がどのような特徴を持っているのか、そしてサンゴ草とは一体どのような植物なのかを詳しく見ていきましょう。
サンゴ草(アッケシソウ)の正体とは?
サンゴ草の正式名称は「アッケシソウ」といいます。塩分を含んだ湿地(塩生湿地)で育つ珍しい植物で、日本では北海道のオホーツク沿岸を中心に自生しています。茎に葉がなく、節が重なっている姿が海のサンゴに似ていることから、一般的にサンゴ草と呼ばれています。
春から夏にかけては鮮やかな緑色をしていますが、秋が深まるにつれて茎が赤く色づき、湿地全体を赤く染め上げます。この紅葉現象は、厳しい環境に適応するための植物の知恵でもあります。かつては絶滅の危機に瀕していましたが、地元の人々の熱心な保護活動によって、現在の美しい景観が守られています。
サンゴ草は、特定の条件が揃った場所でしか育たない非常にデリケートな植物です。能取湖のサンゴ草は、その規模と美しさから日本最大級と言われており、国の天然記念物にも指定されるほど貴重な存在です。
能取岬とサンゴ草群生地の位置関係
観光プランを立てる際に混同されがちですが、「能取岬」と「サンゴ草群生地(能取湖)」は別の場所に位置しています。能取岬はオホーツク海に突き出た断崖絶壁の岬であり、サンゴ草の群生地はそこから車で15分ほど南下した能取湖の東岸、卯原内(うばらない)地区にあります。
能取岬からは広大な海と草原の風景を楽しむことができ、サンゴ草群生地では湖畔を赤く染める植物の絨毯を間近に見ることができます。どちらも能取湖周辺の観光には欠かせないスポットですが、それぞれで見られる景色が異なるため、両方をセットで訪れるのが一般的です。
移動はレンタカーやタクシーを利用するのが最もスムーズです。網走市街地からも比較的近いため、半日あれば両方をゆっくりと回ることができます。ドライブをしながら、車窓に広がるオホーツクの景色を楽しむのも網走観光の醍醐味と言えるでしょう。
網走を象徴する秋の絶景の魅力
網走の秋といえば、真っ先に思い浮かぶのがサンゴ草の赤色です。見ごろの時期には、まるで赤いカーペットを敷き詰めたかのような幻想的な風景が広がります。特に空が青く澄み渡る日には、青い空、青い湖、そして真っ赤なサンゴ草のコントラストが非常に美しく映えます。
この風景は、写真家や旅行好きの間でも非常に人気が高く、秋の北海道旅行のハイライトとなること間違いありません。能取岬の近くでは野生の鹿やキタキツネに出会うこともあり、手付かずの自然が残っていることを実感させてくれます。
また、能取岬周辺は視界を遮るものがほとんどなく、360度のパノラマビューが楽しめます。風が吹き抜ける岬に立ち、遠くの地平線を眺めていると、日頃の喧騒を忘れて心が洗われるような気持ちになれます。静寂の中に響く波の音と、サンゴ草の静かな美しさが、網走ならではの魅力を形作っています。
能取湖サンゴ草群生地の真っ赤な絨毯が見ごろを迎える時期

サンゴ草の最大の見どころは、その鮮やかな赤色です。しかし、一年中赤いわけではなく、最も美しく色づく時期は限られています。最高のタイミングで訪れるために、ベストシーズンと環境について把握しておきましょう。
ベストシーズンは9月中旬から下旬
サンゴ草が最も鮮やかに赤く染まる時期は、例年9月中旬から9月下旬にかけてです。この時期になると、緑色だったサンゴ草が一斉に色づき、湖畔を埋め尽くします。気温の低下とともに色が深まり、9月20日前後がピークになることが多いです。
ただし、その年の気温や降水量によって見ごろの時期は前後します。9月上旬だとまだ緑が混じっていたり、10月に入ると色が茶色っぽく褪せてしまったりすることがあります。最も美しい「真紅の絨毯」を見たいのであれば、シルバーウィーク周辺を狙って計画を立てるのがおすすめです。
地元の観光協会などが開花状況をSNSや公式サイトで発信しているため、旅行の直前には必ず最新情報をチェックするようにしてください。最高の状態のサンゴ草は、太陽の光を浴びると宝石のように輝き、見る人を圧倒する力強さを持っています。
季節によって変わるサンゴ草の表情
秋の赤色が有名なサンゴ草ですが、実は季節ごとに異なる表情を見せてくれます。初夏の6月頃から8月にかけては、柔らかな緑色をしています。この時期のサンゴ草は、湿地の植物らしい瑞々しさがあり、赤い時期とは違った爽やかな風景を楽しむことができます。
8月後半から徐々に先端が色づき始め、9月のピークに向かってグラデーションが変わっていく様子も非常に興味深いです。完全に赤くなる直前の、緑と赤が混ざり合った状態も、自然の生命力を感じさせる美しさがあります。そして、冬になると雪に覆われ、春を待つ静かな眠りにつきます。
サンゴ草は一年草であり、毎年種を落として新しい芽を出します。そのため、年によって群生の密度や広がり方が少しずつ異なります。何度訪れても新しい発見があるのが、サンゴ草群生地の面白いところです。特に秋の赤色は、その一瞬の輝きだからこそ、より一層愛おしく感じられるのです。
混雑を避けてゆっくり鑑賞するコツ
9月のベストシーズンは非常に多くの観光客が訪れます。特に連休中は駐車場が混雑し、木道の上も人でいっぱいになることがあります。ゆっくりとサンゴ草を眺め、写真を撮りたいのであれば、早朝や午前中の早い時間帯に訪れるのが理想的です。
朝の光は柔らかく、サンゴ草の赤色をより自然な色合いで引き立ててくれます。また、早朝は風が穏やかなことが多く、湖面が鏡のように周囲の景色を映し出すこともあります。静寂の中でサンゴ草と向き合う時間は、贅沢なひとときとなるでしょう。
夕暮れ時もおすすめです。夕日に照らされたサンゴ草は、昼間とは異なる深い色合いを見せ、ロマンチックな雰囲気に包まれます。ただし、日没後は一気に冷え込むため、厚手の上着を持参するようにしてください。時間帯を変えるだけで、同じ場所とは思えないほど多様な景色を楽しむことができます。
サンゴ草群生地の入り口付近には、見ごろの時期に売店が出店されることもあります。地元の特産品をチェックしながら、のんびりと散策を楽しむのがおすすめです。
能取岬のダイナミックな景観とおすすめの撮影ポイント

サンゴ草を楽しんだ後は、北へ向かって能取岬を目指しましょう。ここはサンゴ草の繊細な美しさとは対照的に、荒々しい自然の力強さを感じられる場所です。写真映えするスポットも多いため、カメラの準備を忘れずに。
映画のロケ地にもなった美しい灯台
能取岬のシンボルといえば、白と黒の縞模様が特徴的な「能取岬灯台」です。大正時代に点灯を開始した歴史ある灯台で、その印象的な姿は多くの映画やCMのロケ地としても選ばれてきました。特に有名なのは、中国映画『狙った恋の落とし方。(非誠勿擾)』の舞台になったことで、海外からも多くのファンが訪れます。
青い空に向かって真っ直ぐに立つ灯台は、どこから撮影しても絵になります。灯台の周辺は芝生の広場になっており、開放感に溢れています。灯台の白黒模様と、背景に広がるオホーツク海の青、そして初秋の草色のコントラストは、能取岬ならではの色彩美です。
灯台の中に入ることはできませんが、外から眺めるだけでもその存在感に圧倒されます。岬の先端まで歩いていくと、風が強く吹くこともありますが、それもまた最果ての地に来たという実感を高めてくれます。灯台を主役にした写真は、網走旅行の最高の思い出になるはずです。
オホーツク海を一望できる断崖絶壁の迫力
能取岬の最大の魅力は、高さ約40メートルから50メートルにも及ぶ断崖絶壁です。足元を覗き込むと、荒波が岩に打ち付ける様子が見え、その迫力に思わず足がすくんでしまうかもしれません。岬からはオホーツク海が180度以上の視界で広がり、地球の丸さを実感できるパノラマが楽しめます。
晴れた日には遠く知床連山まで見渡すことができ、その雄大な景色は圧巻です。冬には流氷が押し寄せる場所としても有名で、一年を通して厳しい自然環境にあることが分かります。秋の時期は、まだ波も比較的穏やかで、青く澄んだ海の色が際立って見えます。
散策路が整備されているため、岬の縁に沿って歩くことができます。海からの風を全身に浴びながら歩くと、日常の悩みが吹き飛ぶような爽快感があります。ただし、柵がない場所もあるため、撮影に夢中になりすぎて足元を疎かにしないよう十分に注意してください。
能取岬での撮影ポイント:
1. 灯台を真正面から捉えた定番ショット
2. 断崖のラインと海を組み合わせたダイナミックな写真
3. 遠くに知床連山を望む望遠ショット
四季折々の草花と放牧される牛たちの姿
能取岬の魅力は海だけではありません。岬周辺は広大な「能取岬牧場」となっており、夏から秋にかけては牛や馬が放牧されています。断崖絶壁のすぐそばでのんびりと草を食む動物たちの姿は、非常にのどかで北海道らしい風景です。
海と牧草地、そして牛。この組み合わせは他ではなかなか見られない能取岬ならではの光景です。動物たちはとても穏やかで、風景の一部として溶け込んでいます。望遠レンズがあれば、牛たちの表情と背景の海を一緒に切り取ることができ、ユニークな写真を残せます。
また、足元に目を向けると、季節ごとに高山植物や野の花が咲いています。秋には草が黄色く色づき始め、岬全体が黄金色に輝く時間帯もあります。自然の豊かさを多角的に楽しめるのが、この場所の素晴らしい点です。時間を忘れて、ゆっくりと牧場内を歩いてみるのがおすすめです。
能取岬・サンゴ草周辺を快適に巡るためのアクセスと服装

網走の観光スポットは点在しているため、事前のアクセス確認が非常に重要です。また、オホーツク海沿岸は天候が変わりやすいため、快適に過ごすための準備も欠かせません。
網走駅や女満別空港からの移動手段
能取岬やサンゴ草群生地へのアクセスは、レンタカーが最も便利です。網走市街地(網走駅付近)からサンゴ草群生地(卯原内)までは車で約15分、そこから能取岬まではさらに15分ほどで到着します。女満別空港からは車で約30分から40分程度です。
公共交通機関を利用する場合、サンゴ草群生地へは網走駅からバスが出ています。「卯原内(サンゴ草入口)」バス停で下車すれば、群生地はすぐ目の前です。しかし、能取岬へ行くバスの便は非常に限られているか、季節によっては運行されていないこともあります。そのため、岬まで行く場合はタクシーの利用を検討してください。
自転車を借りてサイクリングを楽しむという手もあります。網走から卯原内までは「オホーツクサイクリングロード」が整備されており、平坦な道が多いため快適です。ただし、能取岬へ向かう道は上り坂が続くため、ある程度の体力が必要です。移動手段は自分の体力やスケジュールに合わせて選びましょう。
| 出発地 | 目的地 | 移動手段 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 網走駅 | サンゴ草群生地 | 車・バス | 約15〜20分 |
| サンゴ草群生地 | 能取岬 | 車 | 約15分 |
| 網走駅 | 能取岬 | 車・タクシー | 約20分 |
| 女満別空港 | サンゴ草群生地 | 車 | 約30分 |
効率よく観光スポットを回るモデルルート
網走観光を効率よく楽しむなら、まずは午前中にサンゴ草群生地を訪れるのがおすすめです。朝の澄んだ空気の中で赤い絨毯を鑑賞し、その後、能取岬へ向かってダイナミックな海の景色を堪能しましょう。能取岬でお弁当を食べたり、軽く散策したりする時間はとても贅沢です。
午後は網走市街地に戻り、他の主要スポットを回るのがスムーズです。「網走監獄」や「オホーツク流氷館」などは市街地近くに集まっているため、移動時間を短縮できます。サンゴ草の見ごろ時期は日没が早まるため、明るいうちに屋外の絶景を楽しんでおくのがポイントです。
もし宿泊を伴うなら、網走湖畔の温泉宿をベースにするのが便利です。夜は美味しい海鮮料理を楽しみ、翌朝早くに再び能取岬へ向かって朝陽を眺めるというプランも素敵です。網走の自然を満喫するためには、時間に余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
海沿いの寒さに備えたおすすめの服装
9月の網走は、日中は日差しがあれば暖かいですが、海風が吹くと体感温度が一気に下がります。特に能取岬は遮るものが何もないため、風が強く、予想以上に寒く感じることがよくあります。観光の際は、脱ぎ着しやすい「重ね着」を基本にしてください。
具体的には、長袖のシャツの上に、ウィンドブレーカーやパーカーなど風を通さない上着を用意しておくと安心です。足元は、サンゴ草群生地の木道や能取岬の草原を歩くため、歩き慣れたスニーカーがベストです。ヒールのある靴は、木道の隙間に挟まったり草原で滑ったりする恐れがあるため避けましょう。
また、秋の北海道は天気が急変することもあります。折りたたみ傘やレインコートを車に積んでおくと、いざという時に役立ちます。防寒対策をしっかりとしておくことで、寒さを気にせず心ゆくまで絶景を楽しむことができます。
網走観光をさらに充実させる周辺グルメと立ち寄りスポット

能取岬とサンゴ草を満喫した後は、網走のグルメや歴史、文化に触れてみましょう。周辺には、北海道ならではの魅力を体験できるスポットがたくさんあります。
オホーツクの幸を味わう旬のグルメ
網走を訪れたなら、新鮮な海の幸は外せません。秋の時期は「秋鮭」や「いくら」が旬を迎え、脂ののった美味しい魚介類を堪能できます。市内にある回転寿司店や居酒屋では、その日に水揚げされたばかりの新鮮なネタを手頃な価格で楽しむことができます。
また、網走独自のグルメとして「網走ザンギ丼」も人気です。オホーツクあばしり牛乳に漬け込んだ鮭を揚げ、地元の食材と一緒に盛り付けた丼ぶりは、ボリューム満点で観光客に好評です。サンゴ草群生地の近くにも、地元産の食材を使った料理を提供するカフェやレストランがいくつかあります。
ランチには、能取湖で獲れるシジミを使った「シジミラーメン」もおすすめです。濃厚な出汁が効いたスープは、海風で冷えた体を芯から温めてくれます。網走の豊かな食文化に触れることで、旅の満足度はさらに高まることでしょう。
網走監獄やオホーツク流氷館への立ち寄り
能取岬から車ですぐの場所にある「博物館 網走監獄」は、外せない定番スポットです。明治時代から実際に使用されていた獄舎を移築・保存しており、北海道開拓の厳しい歴史を学ぶことができます。建物自体の重厚な造りも見応えがあり、広大な敷地を散策するだけでも楽しめます。
また、天都山(てんとざん)にある「オホーツク流氷館」では、一年中本物の流氷に触れることができます。マイナス15度の「流氷体感テラス」や、クリオネなどの不思議な海洋生物の展示は、大人から子供まで楽しめます。展望台からは網走市街や知床連山を一望でき、能取岬とはまた違った視点での景色が楽しめます。
これらの施設は屋内の展示が多いため、万が一天候が悪くなった際の代替案としても優秀です。歴史と自然の両面から網走を知ることで、旅の思い出がより深くなります。
散策の疲れを癒やす近隣の温泉施設
一日の観光の締めくくりには、温泉でゆっくりと疲れを癒やしましょう。網走湖の周辺には、豊富な湯量を誇る温泉宿が点在しています。特に「網走湖畔温泉」は、美肌の湯としても知られており、とろりとした肌触りのお湯が特徴です。
露天風呂から網走湖を眺めながら入浴できる施設もあり、秋には湖畔の紅葉を楽しみながらリラックスできます。日帰り入浴を受け入れているホテルも多いため、宿泊しない場合でも気軽に立ち寄ることができます。
温泉でリフレッシュした後は、地元の牛乳を使ったソフトクリームを食べるのが北海道流の楽しみ方です。冷たいデザートと温かい温泉の組み合わせは、まさに至福のひととき。旅の疲れをリセットして、翌日の観光に備えることができます。
能取岬とサンゴ草を訪れる際によくある質問と注意点

最後に、能取岬やサンゴ草群生地を訪れる前に知っておきたい実用的な情報や、守るべきルールについてまとめました。安心して観光を楽しむための参考にしてください。
入場料や駐車場の利用について
能取岬、能取湖サンゴ草群生地ともに、入場料や駐車料金は無料です。どちらも公共のスペースとして開放されており、誰でも自由に散策することができます。広い駐車場が完備されているため、自家用車やレンタカーで訪れても安心です。
ただし、サンゴ草のベストシーズン期間中は、卯原内地区に臨時の駐車場が設けられることもあります。誘導員の指示がある場合はそれに従い、路上駐車などは絶対に避けるようにしましょう。また、トイレについても駐車場付近に設置されていますが、岬周辺は数が少ないため、事前に済ませておくのが賢明です。
24時間開放されている場所が多いですが、街灯が少ないため、夜間の訪問はおすすめしません。安全のため、明るい時間帯に訪れるようにしてください。無料で見られる絶景だからこそ、一人ひとりがマナーを守って利用することが、この美しい環境を守ることにつながります。
ペットを連れての散策は可能?
能取岬やサンゴ草群生地は、ペットを連れての散策も基本的には可能です。特に能取岬の広大な草原は、ワンちゃんとの散歩に最適なロケーションです。ただし、放牧されている牛や馬がいるため、必ずリードを短く持ち、動物たちを驚かせないように細心の注意を払ってください。
サンゴ草群生地については、木道の上を歩くことになります。他の観光客の迷惑にならないよう配慮し、ペットが湿地内に飛び込まないように気をつけてください。サンゴ草は非常に繊細な植物であるため、踏みつけは厳禁です。
もちろん、排泄物の処理などの基本的なマナーは必須です。ゴミ箱は設置されていないことが多いため、必ず持ち帰るようにしましょう。マナーを守ることで、大切なペットと一緒に素晴らしい景色を楽しむことができます。
ドローン撮影や写真撮影のルール
能取岬などのダイナミックな景観をドローンで撮影したいという方もいるかもしれませんが、注意が必要です。能取岬周辺は風が非常に強く、ドローンの墜落事故のリスクが高いため、事前の許可申請やルールの確認が欠かせません。また、牧場の動物たちが驚いてパニックを起こす可能性があるため、低空飛行は避けなければなりません。
写真撮影全般については、三脚の使用は混雑状況に合わせて判断してください。サンゴ草群生地の木道は幅が限られているため、三脚を立てて長時間場所を占有することは避けましょう。他の方も景色を楽しめるよう、譲り合いの精神が大切です。
最近ではSNS映えを意識するあまり、立ち入り禁止区域に入ってしまうケースも見受けられます。サンゴ草を保護するためにも、決められたルート以外には絶対に入らないでください。ルールを守り、モラルを持って撮影を楽しむことが、素晴らしい旅の記録を残す第一歩です。
能取岬とサンゴ草で網走の秋を満喫するためのポイントまとめ
網走の秋を彩る能取岬とサンゴ草の魅力について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。最後に、記事の内容を簡潔に振り返ります。
まず、サンゴ草の真っ赤な絶景を楽しむなら、9月中旬から下旬がベストシーズンです。能取湖畔の卯原内地区にある群生地へ足を運び、整備された木道から「赤い絨毯」をじっくりと堪能してください。朝の光の中で見るサンゴ草は、格別の美しさです。
そして、そこから車ですぐの場所にある能取岬にも必ず立ち寄りましょう。白黒の灯台と断崖絶壁、そしてのんびりとした牧場の風景は、サンゴ草とはまた違った感動を与えてくれます。海風に備えた服装を用意し、地球の雄大さを肌で感じてください。
網走には、歴史ある網走監獄や新鮮なオホーツクのグルメなど、他にも魅力的なスポットがたくさんあります。レンタカーを活用して効率よく回り、最後は温泉で疲れを癒やすのが最高のプランです。この記事を参考に、網走の秋を存分に満喫する旅を計画してみてください。


