北海道の秋や春を代表する味覚イベントといえば、厚岸(あっけし)で開催される牡蠣祭りです。道内外から多くのグルメファンが訪れるこのお祭りでは、獲れたての新鮮な牡蠣をその場で炭火焼きにして味わうという、最高に贅沢な体験が待っています。
厚岸の牡蠣祭りメニューには、主役の牡蠣はもちろんのこと、アサリやホタテ、サンマといった厚岸自慢の海鮮がずらりと並びます。会場となる「子野日(ねのひ)公園」は、美しい自然に囲まれており、家族や友人とワイワイ楽しみながらお腹いっぱい海産物を満喫できるのが魅力です。
この記事では、厚岸の牡蠣祭りで提供される具体的なメニューの内容や、現地での楽しみ方、さらには準備しておくと便利なアイテムまで、初めて訪れる方にも分かりやすくご紹介します。北海道観光のハイライトとして、ぜひ参考にしてみてください。
厚岸の牡蠣祭りメニューの魅力と楽しみ方

厚岸の牡蠣祭りは、単なる食のイベントを超えた、北海道の豊かな自然と食文化をダイレクトに感じられる特別な場所です。広大な公園の中で、自分たちで炭を熾し、食材を焼いて食べるスタイルは、訪れる人々に一体感と最高の美味しさを提供してくれます。
獲れたて新鮮な牡蠣をその場で焼く贅沢
厚岸の牡蠣祭りの最大の目玉は、なんといっても会場で販売される「殻付きの生牡蠣」です。厚岸湖と厚岸湾の恵みを受けて育った牡蠣は、身がぷっくりと厚く、濃厚な旨味が凝縮されているのが特徴です。会場内の販売所では、バケツや袋に入った大量の牡蠣がリーズナブルな価格で販売されており、その光景は圧巻の一言です。
購入した牡蠣は、会場内に設置された大型の炭火焼きコーナーや、各自で用意したコンロを使ってその場で焼き上げます。炭火の強い火力で殻ごと蒸し焼きにされた牡蠣は、殻が開いた瞬間に磯の香りがふわっと広がり、食欲をそそります。プリプリの食感と、噛むほどに溢れ出すジューシーな「海のミルク」を味わえるのは、産地ならではの贅沢です。
生で食べられる鮮度のものも多いですが、やはり祭りの醍醐味は焼き牡蠣にあります。醤油を数滴垂らしたり、レモンを絞ったりして、自分好みの味付けで楽しめるのも嬉しいポイントです。お祭りの活気の中で食べる焼き牡蠣の味は、レストランで食べるものとは一味も二味も違った感動を与えてくれます。
春と秋の年2回開催される理由
厚岸では、春に「あっけし桜・牡蠣まつり」、秋に「あっけし牡蠣まつり」と、年に2回大きな牡蠣のイベントが開催されます。これほど頻繁に開催できるのは、厚岸が日本で唯一、「一年中美味しい牡蠣を出荷できる場所」だからです。水温の低い厚岸の海では、牡蠣の成長をコントロールすることができるため、どの時期でも旬の味を楽しむことが可能になっています。
春の開催(5月中旬から下旬)は、子野日公園内に咲き誇る約1,200本の桜を愛でながら、牡蠣を味わうという花見スタイルが定着しています。一方、秋の開催(10月上旬から中旬)は、まさに食欲の秋。涼しい風を感じながら、熱々の焼き牡蠣を頬張るのが恒例となっています。季節によって会場の雰囲気も変わるため、リピーターが多いのも納得です。
それぞれの時期に合わせて、牡蠣以外の旬の食材もメニューに加わります。春には山菜やアサリが、秋にはサンマやシシャモなどが登場することもあり、季節ごとの味覚を存分に楽しめるのが厚岸の凄さです。どちらの時期に訪れても、北海道の豊かな旬を体感できることは間違いありません。
自分で焼いて食べる体験型イベントの面白さ
厚岸の牡蠣祭りがこれほどまでに人気なのは、単に「食べる」だけでなく「体験する」要素が強いからです。会場には数百台もの焼き台が並び、至る所から煙が立ち上っています。この活気ある風景そのものが祭りの一部となっており、自分たちで火を管理しながら食材を育てる過程は、まるでお祭りとキャンプが融合したような楽しさがあります。
また、お祭り期間中には様々なステージイベントや催し物も開催されます。例えば「牡蠣のつかみ取り」や、地元の特産品が当たる抽選会など、家族連れでも1日中飽きることなく過ごせます。見知らぬ人同士でも、炭火を囲んで「美味しそうですね」と会話が弾むような温かい雰囲気があるのも、このイベントの素晴らしいところです。
自分たちで準備をして、焼き上げ、仲間と笑いながら食べる。その一連の流れが、ただの食事を「忘れられない思い出」に変えてくれます。お祭りの喧騒と美味しい匂いに包まれながら過ごす時間は、まさに北海道観光の醍醐味といえるでしょう。日常を忘れて、思いっきり牡蠣を堪能する1日を楽しんでください。
牡蠣まつりで味わえる豊富な海鮮メニュー

厚岸の牡蠣祭りメニューは、牡蠣だけではありません。厚岸はアサリやホタテ、魚介類の種類も非常に豊富で、会場には目移りしてしまうほどの海産物が並びます。ここでは、絶対に外せない主要なメニューについて詳しく見ていきましょう。
主役の「カキえもん」と「マルえもん」の食べ比べ
厚岸の牡蠣には、大きく分けて「カキえもん」と「マルえもん」という2つのブランドがあります。牡蠣祭りのメニューでも、この2つの違いを意識して選ぶのが楽しみの一つです。「カキえもん」は、厚岸で生まれ育った純厚岸産の牡蠣で、小ぶりながらも身が締まっており、濃厚なコクと甘みが特徴です。
対する「マルえもん」は、三陸などで生まれた稚貝を厚岸の海でじっくりと育て上げたものです。こちらは殻が大きく、身もボリューム満点で、食べ応えを重視する方に人気があります。祭りの会場では両方が販売されていることも多いため、ぜひ数個ずつ購入して、味や食感の違いを自分の舌で確かめてみてください。
どちらも厚岸の海で仕上げの期間を過ごすことで、グリコーゲンをたっぷりと蓄え、クリーミーな味わいになります。食べ比べをすることで、自分の好みの牡蠣を見つけることができるのも、産地直売の祭りならではの醍醐味といえます。
牡蠣だけじゃない!アサリやホタテなどの海産物
会場の販売ブースを歩いていると、牡蠣の隣には必ずといっていいほど「大粒のアサリ」が並んでいます。厚岸のアサリは、一般的なものと比べて一回りも二回りも大きく、初めて見る人はそのサイズに驚くはずです。このアサリを網の上で焼くと、貝の中から旨味たっぷりのスープが溢れ出し、最高の贅沢を味わえます。
また、近海で獲れた新鮮なホタテや、秋の祭りでは脂の乗ったサンマ、春には幻の魚とも呼ばれるししゃもなどが並ぶこともあります。海鮮串焼きや、イカの丸焼きなども人気メニューで、会場中に香ばしい醤油の香りが漂います。肉類も販売されているため、海鮮が苦手な方がグループにいても安心して楽しめます。
これらの食材は、バラ売りだけでなく「BBQセット」としてお得な詰め合わせになっていることも多いです。何を買えばいいか迷ったら、まずはセットを購入して、足りないものを追加していくのが賢い買い方です。厚岸の海の幸を網羅したメニュー構成は、まさに魚介好きにとってのパラダイスです。
【会場で買える主な海鮮メニュー例】
・殻付き牡蠣(カキえもん、マルえもん)
・特大アサリ(袋詰め販売)
・殻付きホタテ
・サンマ(秋限定)やシシャモ
・海鮮串焼き(ツブ、エビなど)
牡蠣飯や牡蠣汁などのサイドメニューも充実
焼き物以外にも、調理済みのサイドメニューが非常に充実しているのが厚岸牡蠣祭りの魅力です。特におすすめなのが、牡蠣の旨味がしっかりと染み込んだ「牡蠣飯(かきめし)」です。駅弁としても有名な厚岸の牡蠣飯ですが、お祭りの会場で外の空気を吸いながら食べる味はまた格別です。
また、肌寒い日には「牡蠣汁」が欠かせません。大ぶりの牡蠣がゴロゴロと入った味噌仕立ての汁物は、体の芯から温めてくれます。牡蠣の出汁がこれでもかというほど効いており、一口飲むだけで幸せな気分になれます。他にも「牡蠣そば」や「牡蠣ラーメン」など、麺類とのコラボレーションメニューも人気です。
これらの調理済みメニューは、テントの販売ブースで手軽に購入できるため、炭火焼きが焼き上がるまでの繋ぎとして、あるいはシメの一品として楽しむのが定番です。どれも地元の方々が腕を振るった手作りの味で、厚岸の家庭の味を感じることができます。
お土産にぴったりの加工品販売
お腹いっぱい食べた後は、自宅でも厚岸の味を楽しめる加工品メニューをチェックしましょう。会場内の即売所では、牡蠣のオイル漬けや燻製、特製の醤油などの加工品が豊富に揃っています。これらはお土産としても非常に喜ばれるアイテムです。
また、鮮魚コーナーでは、お祭りで食べた新鮮な牡蠣を全国へ発送することも可能です。発泡スチロールに氷を詰めて、その日のうちに発送手続きを済ませられるので、重い荷物を持ち歩く心配もありません。家族や友人へ、最高のご馳走を届けることができます。
さらに、厚岸名産のウイスキー「厚岸ウイスキー」の関連商品が見つかることもあります。牡蠣とウイスキーは相性が非常に良いことで知られており、大人の楽しみとしてお土産に選ぶのも素敵です。お祭りの余韻を自宅でも楽しめるよう、ぜひ物販ブースも隅々まで覗いてみてください。
牡蠣祭りでのバーベキューのやり方と準備物

厚岸の牡蠣祭りを最大限に楽しむためには、現地のシステムを理解し、適切な準備をしておくことが重要です。会場は基本的にセルフサービス形式のバーベキュー場となるため、事前にコツを押さえておくことで、スムーズに食事を楽しむことができます。
手ぶらでもOK!炭やコンロのレンタルサービス
遠方から旅行で訪れる方にとって、バーベキュー道具を一式持参するのは大変です。しかし、厚岸の牡蠣祭りでは「手ぶらでOK」なレンタルシステムが整っています。会場内では、木炭、焼き網、コンロ(七輪や大型グリル)が有料でレンタルまたは販売されており、火おこしまでサポートしてくれるエリアもあります。
受付でレンタル料金を支払うと、指定されたエリアで焼き台を利用できるようになります。使い終わった炭の処理も会場で行ってくれるため、後片付けの手間が省けるのも大きなメリットです。手ぶらプランを利用すれば、JRやバスなどの公共交通機関を利用して訪れる際も、身軽に参加することができます。
ただし、人気のレンタルコーナーは非常に混み合うため、到着したらまず席の確保とレンタルの手続きを行うのが鉄則です。友人同士や家族など、大人数で行く場合は、自分たちのペースで楽しめる自前のコンロを持ち込む人も多く、キャンプ気分をより一層味わいたいなら持参するのも一つの手です。
現地で購入できる調味料と持ち込みたいアイテム
会場内では、基本的な調味料(醤油やポン酢)も小瓶で販売されていますが、こだわりたい方は持参するのがおすすめです。牡蠣の味を引き立てるレモン果汁や、タバスコ、大根おろし、さらにはチーズを乗せて洋風にアレンジするのも上級者の楽しみ方です。マイ調味料があるだけで、飽きることなく何個でも牡蠣を食べられます。
また、忘れてはならないのが「軍手」と「カキ剥きナイフ(または丈夫な食事用ナイフ)」です。牡蠣は焼けると殻が開きますが、中には頑固に閉じているものもあります。熱い殻を触るための軍手と、殻をこじ開けるための道具は必須アイテムといえます。会場でも販売されていますが、自前のものがあると作業効率がぐんと上がります。
さらに、ウェットティッシュやゴミ袋、座るためのレジャーシート、小さな折り畳み椅子なども持参すると快適性が増します。会場は屋外ですので、天候の変化に備えてレインコートや防寒着も用意しておくと安心です。特に秋の厚岸は風が冷たくなることもあるため、温かい服装を心がけましょう。
【持っていくと便利なものリスト】
・軍手(熱対策)
・カキ剥きナイフ(100均のヘラでも代用可)
・お好みの調味料(レモン、バター、チーズなど)
・ウェットティッシュ(手が汚れやすいため)
・ビニール袋(ゴミや汚れ物入れ)
美味しく焼くためのコツと注意点
牡蠣を美味しく焼くには、ちょっとしたコツがあります。まず、網の上に並べる時は「平らな面を下にして」数分焼きます。その後、ひっくり返して「丸みのある面を下」にします。こうすることで、殻の中に牡蠣の美味しいエキス(スープ)が溜まり、こぼさずに味わうことができます。
焼きすぎると身が縮んで硬くなってしまうため、殻が少し開いてから1〜2分程度、中の水分がプクプクと沸騰してきた時が食べごろです。もし殻が開かない場合は、無理に焼き続けず、ナイフを差し込んで隙間を作ってみてください。新鮮な牡蠣は少しレア気味でも美味しいですが、心配な方は中心部までしっかり熱を通すようにしましょう。
注意点として、牡蠣を焼いている最中に殻が突然「パン!」と弾けることがあります。これを「爆ぜる(はぜる)」と言いますが、熱い殻の破片や汁が飛んでくることがあるため、顔を近づけすぎないように注意が必要です。特にお子様と一緒に焼く場合は、保護者の方が目を離さないようにし、安全にバーベキューを楽しんでください。
厚岸牡蠣祭りへのアクセスと混雑対策

厚岸の牡蠣祭りを存分に楽しむためには、移動手段の確保とスケジューリングが欠かせません。会場となる子野日公園は広大ですが、お祭り期間中は驚くほどの来場者が押し寄せます。ここでは、スムーズに現地へたどり着き、快適に過ごすためのヒントをお伝えします。
会場へのアクセス方法(車・JR・バス)
厚岸へのアクセスは、釧路市を拠点にするのが一般的です。車を利用する場合、釧路市内から国道44号線を経由して約50分から1時間ほどで到着します。ドライブコースとしても景色が良く、北海道らしい原風景を楽しみながら向かうことができます。ただし、お祭り当日は会場周辺で渋滞が発生しやすいため、時間に余裕を持って出発しましょう。
公共交通機関を利用する場合は、JR根室本線(花咲線)の「厚岸駅」が最寄りとなります。厚岸駅から会場の子野日公園までは、お祭り期間中に限り「シャトルバス」が運行されることが多いです。JRの車窓から眺める厚岸湖の景色は非常に美しく、お酒を飲みたい方にとってもJR利用は最適な選択肢となります。
また、釧路市内から路線バスを利用する方法もあります。便数は限られますが、時刻表を事前にチェックしておけば確実に移動できます。どの手段を選ぶにしても、帰りの時間を確認しておくことが大切です。特にJRは本数が少ないため、1本乗り遅れると大幅なタイムロスになるので注意してください。
駐車場の確保と混雑を避ける時間帯
車で訪れる際に最も気になるのが駐車場です。子野日公園には臨時駐車場が用意されますが、ピーク時にはすぐに満車になってしまいます。特にお祭りの初日や土日は混雑が激しく、駐車場待ちの列ができることも珍しくありません。「午前9時の開始直後」、もしくはそれよりも少し前に到着するつもりで動くのがベストです。
もし午後に到着する予定であれば、14時を過ぎたあたりから帰る人が出始めるため、入れ替わりで駐車できる可能性が高まります。しかし、あまり遅すぎると人気の海鮮メニューが完売してしまうリスクもあるため、やはり「早起きして午前中から参戦」するのが牡蠣祭りの鉄則です。
会場内は非常に広いですが、人気の焼き台エリアや販売ブースに近い場所から埋まっていきます。良い場所を確保したい場合は、グループの誰かが先に場所取りをし、他のメンバーが買い出しに行くといった連携プレーも有効です。周囲の人と譲り合いながら、お互いに気持ちよく過ごせるよう配慮しましょう。
早めに到着して良い席を確保するポイント
子野日公園は芝生エリアが広がっており、基本的にはどこでもピクニック気分で楽しめますが、火を使えるエリアは決められています。レンタルコンロを利用するのか、自前の道具を使うのかによっても場所が変わるため、会場に入ったらまず全体図を確認しましょう。木陰がある場所や、トイレに近い場所は特に早く埋まります。
また、お祭りの雰囲気を一番感じられるのは、やはりステージ周辺や販売ブースの近くです。賑やかな雰囲気が好きな方は中央付近を、落ち着いて食事を楽しみたい方は少し離れたエリアを選ぶと良いでしょう。シートを広げる際は、風向きを考慮するのもポイントです。風下に座ると、一日中BBQの煙を浴び続けることになるので注意してください。
準備万端で席を確保したら、まずは会場を一回りして、どのブースにどんなメニューがあるかを確認しましょう。限定メニューや行列ができる人気店を先に見定めておくことで、効率よく美味しいものを買い集めることができます。早めの行動が、充実した1日を約束してくれます。
厚岸の牡蠣をもっと楽しむ周辺スポット

牡蠣祭りの会場で満足した後は、ぜひ周辺のスポットにも足を運んでみてください。厚岸には牡蠣以外にも見どころが多く、お祭りの興奮をそのままに、さらなるグルメや絶景を楽しむことができます。観光の締めくくりにぴったりな場所をご紹介します。
厚岸グルメパーク(コンキリエ)でのお食事
お祭りの会場からもほど近い場所にある「道の駅 厚岸グルメパーク(コンキリエ)」は、北海道の道の駅ランキングで常に上位に入る人気のスポットです。ここでは、お祭りとはまた違ったスタイルで牡蠣を楽しむことができます。館内には本格的なレストランや炭火焼きの専門店が入っており、落ち着いて食事をしたい方に最適です。
特におすすめは、自分で選んだ食材をその場で焼いて食べる「炭焼処 炙屋(あぶりや)」です。ここでも厚岸産の牡蠣やアサリを堪能できるほか、お祭り会場にはない希少な部位のお肉やサイドメニューも充実しています。また、2階の「レストラン エスカル」では、牡蠣をふんだんに使ったパスタやカレーなどの創作料理も楽しめます。
さらに、1階の物販コーナーでは、厚岸の特産品が網羅されています。お祭り会場で見かけなかった限定のお土産や、新鮮な海産物の詰め合わせなど、最後にまとめてお買い物を済ませるのに非常に便利です。展望台からは厚岸湾を一望できるため、旅の締めくくりに美しい景色を眺めるのも良いでしょう。
厚岸大橋を渡って楽しむ絶景ドライブ
厚岸のシンボルといえば、鮮やかな赤色が目を引く「厚岸大橋」です。この橋を渡って対岸の「湖北エリア」や「愛冠(あいかっぷ)岬」へ向かうドライブは、北海道らしい壮大な景色を楽しめます。愛冠岬は、太平洋に突き出した絶壁の岬で、そこから眺める大海原は息を呑むほどの迫力です。
岬の名前にある「愛冠」は、アイヌ語の「アイ・カップ(矢の届かぬところ)」に由来しており、困難を乗り越えて愛が成就するというパワースポットとしても知られています。お祭りで美味しいものを食べた後のリフレッシュとして、潮風を感じながら散策するには最高の場所です。
また、橋の近くには「厚岸海瀾丸(かいらんまる)」など、地元の漁師さんが営む直売所も点在しています。お祭り期間以外でも、厚岸の海の幸を求める人々で賑わうこれらの場所は、地元のリアルな活気を感じられる貴重なスポットです。時間に余裕があれば、ぜひ橋の向こう側の世界も探検してみてください。
牡蠣と一緒に味わいたい地元の特産品
厚岸を訪れたなら、世界的にも注目されている「厚岸ウイスキー」の存在を忘れてはいけません。「厚岸蒸溜所」で作られるウイスキーは、厚岸の冷涼な気候と、海からの潮風を浴びて熟成されることで、独自のピーティー(スモーキー)な風味を持ちます。これが牡蠣の濃厚な旨味と驚くほどマッチするのです。
お祭りの会場や周辺の飲食店では、この厚岸ウイスキーをハイボールやロックで提供していることもあります。「牡蠣にウイスキーを数滴垂らして食べる」というスコットランド流の食べ方も、厚岸では定番の楽しみ方となっています。お酒好きな方にとっては、これ以上ない究極の組み合わせといえるでしょう。
また、厚岸は酪農も盛んで、濃厚な牛乳やソフトクリームも絶品です。食後のデザートに、地元の生乳を使ったソフトクリームを食べれば、口の中の磯の香りが爽やかにリセットされます。海の幸から山の幸、そしてこだわりの銘酒まで。厚岸はまさに、食通を唸らせる魅力が詰まった町なのです。
厚岸牡蠣祭りのメニューを満喫する旅のまとめ
厚岸の牡蠣祭りは、北海道の豊かな海の恵みを五感で楽しめる、国内最高峰のグルメイベントです。会場の子野日公園で提供される「厚岸 牡蠣祭り メニュー」は、主役の牡蠣(カキえもん・マルえもん)を中心に、大粒のアサリ、ホタテ、サンマなど、まさに北海道の旬が凝縮されています。
自分たちで火を熾し、炭火で焼き上げる体験は、旅の思い出をより深いものにしてくれます。手ぶらで楽しめるレンタルシステムや、地元の味を楽しめるサイドメニュー、そして周辺の観光スポットや厚岸ウイスキーとのペアリングなど、楽しみ方は無限大です。混雑対策として早めの行動を心がければ、快適にイベントを満喫できるでしょう。
春の桜の下、あるいは秋の爽やかな風の中で。大切な人と網を囲んで、最高の牡蠣を頬張る時間は、何物にも代えがたい贅沢なひとときです。ぜひ、この記事で紹介したポイントを参考に、厚岸の牡蠣祭りへ足を運んでみてください。きっと、お腹も心も満たされる素晴らしい体験が待っています。



