北海道の短い夏を鮮やかに彩る「さんろくまつり」は、旭川市で最大級の盛り上がりを見せる夏の一大イベントです。道北一の歓楽街として知られる「さんろく街」を舞台に、おいしいグルメや迫力あるステージパフォーマンスが繰り広げられます。地元の方はもちろん、観光で訪れる方にとっても、旭川の熱気と人情を肌で感じられる特別な3日間となるでしょう。
このお祭りでは、普段は夜の顔を持つさんろく街が、昼夜を問わず開放的なお祝いムードに包まれます。旭川ならではのご当地グルメを堪能したり、伝統的な神輿(みこし)の渡御を眺めたりと、楽しみ方は千差万別です。初めて訪れる方でも迷わず楽しめるよう、見どころやアクセス、事前の準備について詳しく解説していきます。この記事を読めば、さんろくまつりをより深く、快適に楽しめるようになるはずです。
さんろくまつりとは?旭川を代表する夏の一大イベントの概要

さんろくまつりは、毎年8月上旬に開催される「旭川夏まつり」のメイン行事の一つです。旭川市の中心部に位置する歓楽街を歩行者天国にして行われるこのお祭りは、市民の憩いの場であり、観光の目玉でもあります。まずは、お祭りの全体像や基本的な情報から見ていきましょう。
旭川の歓楽街「さんろく街」が舞台の夏祭り
さんろくまつりの舞台となるのは、旭川市中心部の3条通6丁目周辺、通称「さんろく街」と呼ばれるエリアです。ここは札幌のススキノに次ぐ道内有数の歓楽街として知られ、普段は多くの飲食店が軒を連ねる賑やかな場所です。お祭りの期間中はこの一帯が歩行者天国となり、開放的な空間へと姿を変えます。
「さんろく」という名前は、所在地の「3条6丁目」に由来しています。歴史あるこの街が、1年の中で最も熱く燃え上がるのがこの3日間です。地元の商店街が一体となって盛り上げるため、どこか懐かしく、温かいおもてなしの心を感じられるのが最大の特徴といえるでしょう。観光客も地元住民に混じって、旭川らしいアットホームな雰囲気を楽しむことができます。
夜の街というイメージが強い場所ですが、お祭り期間中はお昼時から多くの人で賑わいます。家族連れからカップル、仕事帰りのグループまで、幅広い層が楽しめるイベントが満載です。街全体が大きな宴会場になったかのような一体感は、他の場所ではなかなか味わえない貴重な体験になるはずです。
開催時期と会場へのアクセス方法
例年、さんろくまつりは8月の第1木曜日から土曜日までの3日間にわたって開催されます。旭川の夏は日中こそ暑くなりますが、夕方からは涼しい風が吹き抜けることも多く、お祭り歩きには最適な気候です。ただし、近年は北海道でも記録的な暑さになることがあるため、開催時期の気温には注意が必要です。
【開催場所へのアクセス】
・JR旭川駅から徒歩で約10分から15分程度
・旭川空港からはリムジンバスで約35分(「昭和通り」バス停下車が便利)
・お祭り期間中は周辺道路で交通規制が行われるため、公共交通機関の利用を強くおすすめします。
旭川駅からは、メインストリートである「平和通買物公園」を通って会場へ向かうことができます。駅周辺には多くのホテルがあるため、宿泊してゆっくりとお祭りを楽しむのがベストな選択です。駅から徒歩圏内でこれほどの規模のイベントを楽しめるのは、コンパクトシティである旭川ならではの魅力といえます。
旭川夏まつりの一環としての歴史と魅力
さんろくまつりは、単独のイベントではなく「旭川夏まつり」という大きな枠組みの中に含まれています。旭川夏まつり自体は1950年代から続く歴史ある行事で、さんろくまつりもその歴史と共に歩んできました。地元の経済活性化と、市民の連帯感を高める目的で始まったこのお祭りは、今や旭川の夏の風物詩として定着しています。
お祭りの最大の魅力は、なんといっても「手作り感」と「熱気」の融合です。地域の商店主たちが自ら屋台を出し、ボランティアが運営を支える姿には、旭川の人々の郷土愛が詰まっています。また、伝統的な要素を取り入れつつ、時代に合わせた新しい企画も積極的に取り入れており、飽きさせない工夫が随所に見られます。
旭川は四方を山に囲まれた盆地のため、夏の暑さが厳しい土地柄です。その暑さを吹き飛ばすような、エネルギッシュなステージやパレードは、見る者に元気を与えてくれます。歴史を大切にしながらも、常に新しい楽しさを追求し続ける姿勢が、多くのリピーターを惹きつけてやまない理由の一つとなっています。
さんろくまつりの醍醐味!「食」を堪能する屋台グルメ

さんろくまつりを訪れる多くの人が楽しみにしているのが、会場を埋め尽くすほどの多彩な屋台グルメです。旭川の名物料理から、北海道ならではの新鮮な食材を使ったメニューまで、選ぶのに迷ってしまうほど種類が豊富です。ここでは、絶対に食べておきたいおすすめグルメをご紹介します。
旭川名物「新子焼き」や「旭川しょうゆホルモン」を味わう
旭川に来たなら外せないのが「新子焼き(しんこやき)」です。これは若鶏の半身を素焼きにし、秘伝のタレで味付けした旭川のソウルフードです。炭火で香ばしく焼き上げられた新子焼きは、ジューシーで食べ応え抜群。お祭りの屋台でも提供されることが多く、ビールとの相性はこれ以上ないほど最高です。
もう一つの注目メニューは「旭川しょうゆホルモン」です。旭川産の醤油を使用したタレに漬け込まれたホルモンを、香ばしく焼き上げて提供されます。噛めば噛むほど旨味が溢れ出し、特有の歯ごたえがクセになります。これらは旭川の食文化を象徴する料理であり、お祭りの賑やかな雰囲気の中で食べると、おいしさがより一層引き立ちます。
屋台によっては、これらの名物を食べやすいサイズにカットして提供しているところもあります。少しずつ色々な種類を試したいという方にも嬉しい配慮です。地元の人気店が屋台として出店しているケースも多いため、店舗の味をお手軽に楽しめる貴重なチャンスでもあります。
北海道の旬が集まる!バリエーション豊かな露店巡り
さんろくまつりの会場には、旭川市内外から数多くの露店が集結します。北海道の定番である「じゃがバター」や「イカ焼き」はもちろん、近隣町村から出店される新鮮な農産物を使ったメニューも見逃せません。例えば、甘みが強いトウモロコシの焼きとうきびや、ホクホクのアスパラガスなど、大地の恵みをダイレクトに味わえます。
最近では、見た目にも華やかなSNS映えするスイーツや、多国籍な料理を出す屋台も増えています。冷たいかき氷や、北海道産牛乳をたっぷり使ったソフトクリームは、暑い日の強い味方です。定番の味を守りつつ、常に新しいトレンドを取り入れているのが、さんろくまつりの屋台の面白さです。
また、海産物の炭火焼きも見逃せません。ホタテやツブ貝など、北海道らしい海の幸が網の上で踊る様子は、見ているだけでも食欲をそそります。醤油が焦げる香ばしい匂いに誘われて、ついつい足が止まってしまうことでしょう。会場内をゆっくりと歩き回り、自分の直感でおいしそうなものを見つけるのも、お祭りの醍醐味です。
地元の人気店が限定出店する魅力的なメニュー
さんろくまつりの特徴的な点は、普段は店舗を構えて営業している「さんろく街」の人気飲食店が、特別に屋台を出していることです。これにより、普段は予約が必要な名店の味や、お祭り期間限定のオリジナルメニューをお手頃な価格で楽しむことができます。地元の常連客からも支持される確かな味を、青空の下で堪能できるのは贅沢な体験です。
例えば、老舗の居酒屋が作る特製のおつまみセットや、こだわりのラーメン店が提供する「まぜそば」など、趣向を凝らしたメニューが並びます。これらの屋台は、地元の人々にとっては馴染みの味であり、観光客にとっては旭川のグルメを深く知る絶好の機会となります。
中には、お祭りのために開発された特別なドリンクやカクテルを提供しているバーの屋台もあります。歓楽街ならではのクオリティの高いアルコールを楽しみながら、お祭りの夜を優雅に過ごすのもおすすめです。各店の工夫を凝らした看板やメニュー表を眺めるだけでも、歩く楽しさが倍増します。
熱気溢れるステージと圧巻のパレード

さんろくまつりは「食」だけでなく、多彩なイベントも見逃せません。メインステージでは途切れることなくパフォーマンスが行われ、通りでは伝統的な神輿が練り歩きます。特に夜にかけての盛り上がりは凄まじく、街全体が大きなエネルギーに包まれます。
まつりを盛り上げる「さんろくクイーン」とステージショー
お祭りの華として注目を集めるのが、毎年選出される「さんろくクイーン」です。公募で選ばれた彼女たちは、お祭り期間中のイベント進行やPR活動を精力的に行います。ステージでの挨拶や各所での撮影会など、華やかな笑顔でお祭りに彩りを添えてくれます。地元のシンボルとして親しまれており、彼女たちの登場を心待ちにしているファンも少なくありません。
メインステージでは、他にも市民グループによるダンスパフォーマンスや、プロのミュージシャンによるライブ、地元高校生による吹奏楽の演奏などが次々と行われます。ジャンルは多岐にわたり、子供からお年寄りまで誰もが足を止めて楽しめる内容になっています。ステージ周辺は常に熱気に包まれており、拍手と歓声がお祭りの雰囲気をさらに高めてくれます。
観客も一緒になって参加できるような企画もあり、会場が一体となって盛り上がります。座ってゆっくり鑑賞できるスペースも設けられていますが、人気のある時間帯は非常に混雑するため、余裕を持って場所を確保するのがおすすめです。旭川の文化や芸能の多様性を感じられる、非常に内容の濃いステージプログラムとなっています。
迫力満点!神輿(みこし)渡御と大雪連合神輿
さんろくまつりのクライマックスの一つに、勇壮な神輿の練り歩きがあります。特に「旭川夏まつり」の行事として行われる「大雪連合神輿(だいせつれんごうみこし)」は圧巻の迫力です。何基もの大きな神輿が、威勢の良い掛け声とともにさんろく街を通り抜ける様子は、見る者を圧倒する力強さがあります。
担ぎ手たちの額に光る汗や、神輿が上下に激しく揺れる様子は、お祭り本来のエネルギーを感じさせてくれます。伝統的な装束を身にまとった人々の姿も非常に美しく、写真映えするシーンが随所にあります。沿道の観客からは大きな声援が飛び、担ぎ手と観客が一体となってお祭りを盛り上げます。
この神輿の渡御は、単なる伝統行事というだけでなく、旭川の平和と繁栄を願う大切な意味が込められています。夜の帳が下りる頃、ライトアップされた神輿が歓楽街のネオンと混ざり合う光景は、さんろくまつりならではの幻想的な美しさです。伝統と現代の街並みが融合する瞬間を、ぜひ間近で体感してください。
街がダンスフロアに!「さんろくDISCO」の盛り上がり
さんろくまつりの中でも特にユニークなイベントとして知られるのが「さんろくDISCO」です。これは歓楽街の路上を巨大なダンスフロアに見立て、DJが流す音楽に合わせて多くの人が踊り明かすイベントです。懐かしのディスコナンバーから最新のヒット曲まで、幅広い選曲で会場のボルテージは最高潮に達します。
このイベントの面白さは、年齢を問わず誰もが主役になれる点にあります。かつてのディスコ世代が華麗なステップを披露する一方で、若者たちも自分たちのスタイルで自由に楽しんでいます。路上という開放的な空間だからこそ味わえる、非日常的なワクワク感があります。
ミラーボールが夜空の下で輝き、カラフルなライトが街を照らし出す様子は、まさにさんろく街の「夜の力」を象徴しています。お祭りも終盤に差し掛かる頃、このDISCOイベントで思いっきり汗を流して1日を締めくくるのは、最高に贅沢な過ごし方です。踊るのが苦手という方でも、周囲の楽しそうな様子を見ているだけで自然と笑顔になってしまう、そんな魅力的なパワーに満ちています。
子連れやグループで楽しむための役立ち情報

家族連れや友人のグループでお祭りを楽しむ場合、事前のチェックが当日の明暗を分けることもあります。混雑が予想されるさんろくまつりを、最後まで笑顔で過ごすためのコツや注意点をまとめました。
混雑状況とおすすめの来場タイミング
さんろくまつりは非常に人気があるため、特に金曜日の夜と土曜日は大変な混雑になります。人混みを避けたい場合は、平日の日中や、イベントが始まる早めの時間帯を狙うのが正解です。早い時間であれば、人気の屋台も比較的並ばずに購入でき、座って食事ができるスペースも見つけやすくなります。
夕方17時を過ぎると、仕事帰りの市民や観光客が一気に増え始め、主要な通りは歩くのも大変な状況になることがあります。特にお子様連れの場合は、この時間帯より前に一通りの見学を済ませておくか、比較的空いているエリアを事前に把握しておくと安心です。移動の際は迷子にならないよう、しっかりと手を繋ぐなどの対策を忘れずに行いましょう。
また、ステージイベントのスケジュールを事前に把握しておくことも重要です。お目当てのプログラムがある場合は、その30分前には会場付近に到着しておくことをおすすめします。混雑のピークをうまく避けることで、体力の消耗を抑えつつ、お祭りの楽しさを存分に味わうことができます。
お祭りの公式パンフレットやアプリがある場合は、事前にダウンロードしておきましょう。会場図やトイレの場所、イベントのタイムテーブルをすぐに確認できるため、当日の行動がスムーズになります。
トイレや休憩スペースの確認ポイント
多くの人が集まる屋外イベントで、最も心配なのがトイレの場所です。会場内には仮設トイレが設置されるほか、協力店舗や公共施設のトイレを利用できる場合があります。ただし、どのトイレも行列ができることが多いため、「まだ大丈夫」と思わず、早めに済ませておくのが鉄則です。
特に小さなお子様がいるご家庭は、おむつ替えができるスペースや授乳室がある場所を事前に調べておくことが必須です。旭川駅構内や近隣の大型商業施設(イオンモール旭川駅前など)は設備が整っているため、少し会場から歩くことになっても、そこを利用するのが最も快適で確実です。
休憩スペースに関しては、会場内にベンチやテーブルが設置されますが、常に満席の状態が続きます。長時間の立ち歩きは想像以上に疲れるため、適度に会場周辺のカフェや喫茶店を利用して、空調の効いた涼しい場所で休憩を取り入れると、熱中症対策にもなり最後まで元気に楽しめます。
周辺の宿泊施設と夜の街の楽しみ方
さんろくまつりを夜まで満喫するなら、旭川駅周辺のホテルに宿泊するのが断然おすすめです。お祭りの興奮冷めやらぬまま、徒歩で宿に戻れるのは非常に大きなメリットです。また、宿泊していれば、途中で荷物を置きに戻ったり、少し休憩したりと自由度の高い行動が可能になります。
お祭りのメイン会場であるさんろく街には、お祭りの屋台以外にも魅力的な飲食店が無数に存在します。屋台で軽くつまんだ後、気になった居酒屋やバーに入って、静かにゆっくりと旭川の夜を楽しむのも素敵なプランです。お祭り期間中は、多くの店が特別メニューを用意していたり、通常より活気に満ちていたりと、普段とは違う体験が期待できます。
ただし、お祭り期間中のホテル予約は非常に埋まりやすいため、数ヶ月前からの早めの手配が必要です。特に週末にかかる日程は、旭川市内だけでなく近隣の町まで満室になることもあります。旅の計画が決まったら、まずは宿の確保から始めることを強くおすすめします。
旭川観光とあわせて楽しみたい周辺スポット

さんろくまつりを目的に旭川を訪れるなら、ぜひ周辺の観光スポットも一緒に巡ってみましょう。旭川は道北観光の拠点として非常に便利な場所にあり、お祭りの前後で楽しめる素晴らしい場所がたくさんあります。
旭山動物園や美瑛・富良野へのアクセス拠点
旭川観光の代名詞といえば、やはり「旭山動物園」です。お祭りの期間中は、午前中に動物園を訪れて愛らしい動物たちの姿に癒やされ、午後の遅い時間からさんろくまつりに向かうというプランが王道です。旭川駅から動物園まではバスで約40分ほどでアクセスできるため、非常に効率よく観光を楽しめます。
また、8月上旬は美瑛のパッチワークの路や、富良野のラベンダーが美しい時期とも重なります。旭川を拠点にレンタカーやJRを利用すれば、これらの絶景スポットまで1時間程度で行くことが可能です。昼間は北海道の大自然を満喫し、夜は街でお祭り騒ぎを楽しむという、北海道観光の「いいとこ取り」が叶います。
お祭りの賑やかさと、自然の穏やかさの両方を味わうことで、旅の思い出はより一層深まることでしょう。旭川駅前からは各方面へのバスや列車が頻繁に出ており、観光の拠点としての利便性は抜群です。ぜひ少し足を伸ばして、周辺の素晴らしい景色も堪能してください。
旭川駅前の買物公園通りでのショッピング
会場に隣接する「平和通買物公園」は、日本で初めての本格的な恒久的一歩行者天国として知られています。約1キロメートルにわたって続くこの通りには、百貨店やアパレルショップ、カフェ、お土産店などが立ち並んでいます。さんろくまつりのついでに、ゆっくりとウィンドウショッピングを楽しむのもおすすめです。
通り沿いには随所に彫刻作品が展示されており、「彫刻のまち旭川」の一面を垣間見ることができます。お祭り期間中はこの買物公園でも様々なイベントや出店が行われていることが多いため、さんろくまつり会場と行き来しながら散策するのが楽しい過ごし方です。
お土産を探すなら、旭川駅に隣接する「イオンモール旭川駅前」や、駅構内の「旭川観光物産情報センター」が便利です。地元産の木工製品や、旭川銘菓、地酒などが豊富に揃っており、帰宅前のまとめ買いに重宝します。お祭りの賑わいを感じつつ、落ち着いて買い物を楽しめるのも、中心市街地で開催されるメリットの一つです。
散策の合間に立ち寄りたい旭川のデザインスポット
旭川は「ユネスコ創造都市ネットワーク」のデザイン都市として認定されており、街の随所にセンスの良いデザインが溢れています。例えば、旭川駅の建物自体が非常に美しく、木材をふんだんに使った温かみのある空間は、歩いているだけで気持ちが落ち着きます。大きなガラス窓から線路越しに見える景色も一見の価値があります。
また、中心部には歴史的な赤レンガ倉庫を活用したカフェやギャラリーもあり、散策中の立ち寄りスポットとして最適です。お祭りの騒がしさから少し離れて、静かにアートやデザインに触れる時間は、良いリフレッシュになるでしょう。旭川の家具職人が作った椅子が設置されている公共スペースも多く、座り心地を試してみるのも面白い体験です。
こうしたデザインへのこだわりは、お祭りの装飾や看板などにもさりげなく反映されていることがあります。ただ楽しむだけでなく、「なぜこの街は居心地が良いのか」という視点で観察してみると、旭川という街の新たな魅力が見つかるかもしれません。洗練された都市文化と、お祭りの伝統的な活気が共存している様子を感じてみてください。
さんろくまつりを満喫するための準備と注意点

最後にお祭りを100%楽しむために知っておきたい、準備とマナーについてお伝えします。ちょっとした準備があるだけで、当日の快適さが大きく変わります。
夏の北海道の気候と服装のアドバイス
8月の旭川は、日中は30度を超える真夏日になることが珍しくありません。しかし、盆地特有の気候で、日が落ちると急に気温が下がり、肌寒く感じることがあります。そのため、「日中は風通しの良い涼しい格好、夜は薄手の羽織るもの」を用意しておくのがベストです。特に長時間屋外で過ごすお祭りでは、体温調節が重要になります。
足元については、サンダルよりも歩きやすいスニーカーをおすすめします。人混みの中で足を踏まれる心配や、長時間歩く疲労を考えると、履き慣れた靴が一番です。また、突然の夕立に備えて、折りたたみ傘や軽量のレインコートを持っておくと、天候の急変にも慌てずに対応できます。
日焼け対策も忘れてはいけません。日中から参加する場合は、帽子やサングラス、日焼け止めを活用し、しっかりと対策を行いましょう。水分補給もこまめに行い、熱中症にならないよう自分自身の体調管理に気を配ることが、お祭りを楽しむための基本です。
交通規制と駐車場確保のコツ
お祭り期間中、さんろく街周辺は広い範囲で車両通行止めとなります。自家用車で来場する場合、周辺の有料駐車場を利用することになりますが、当日はどこも満車になることが予想されます。特に夕方以降の入庫は非常に困難になるため、車を利用する場合は午前中に入庫を済ませておくなどの工夫が必要です。
もし可能であれば、車は宿泊先のホテルや少し離れた駅の近くに停め、公共交通機関を利用して会場入りするのが最もスマートです。お祭りでお酒を楽しみたいという方にとっても、車を運転しない選択が一番安全で安心です。旭川市内はバス路線が充実しているため、上手に活用しましょう。
ゴミの分別とマナーを守って楽しむために
多くの方が参加するイベントだからこそ、一人ひとりのマナーが大切です。屋台で購入した食べ物の容器やゴミは、必ず指定されたゴミステーションへ捨てるようにしましょう。さんろくまつりでは、環境に配慮したゴミの分別回収を行っていることが多いので、スタッフの指示に従って正しく分別してください。
また、会場内での喫煙についても定められたルールを守りましょう。指定された喫煙所以外での歩きたばこは厳禁です。誰もが気持ちよく過ごせる環境を作るために、周囲への配慮を忘れずに楽しむことが大切です。特に小さなお子様がいる場所では、細心の注意を払いましょう。
地元の方々の協力によって成り立っているお祭りであることを忘れず、感謝の気持ちを持って参加したいものです。笑顔で挨拶をしたり、譲り合って歩いたりするちょっとした心がけが、お祭り全体の雰囲気をより良くしていきます。みんなでマナーを守って、最高の夏の思い出を分かち合いましょう。
さんろくまつりの魅力を再確認!旭川の夏を満喫するポイントまとめ
さんろくまつりは、旭川の熱い魂とおいしい食、そして温かい人情が凝縮された素晴らしいイベントです。道北一の歓楽街が熱狂に包まれる3日間は、訪れるすべての人に元気と笑顔を与えてくれます。ここで、さんろくまつりを楽しむための重要ポイントを振り返ってみましょう。
・会場は旭川駅から徒歩圏内の「さんろく街」周辺
・開催は例年8月上旬の木・金・土の3日間
・旭川名物の新子焼きやホルモンなどの屋台グルメが充実
・迫力ある神輿渡御や「さんろくDISCO」などのイベントが満載
・夜の冷え込みに備えて、薄手の上着を持参すると安心
・混雑を避けるなら平日の日中や早めの時間帯が狙い目
北海道の夏はあっという間に過ぎ去ってしまいますが、さんろくまつりで過ごす時間は、きっと心に深く刻まれる特別なものになるはずです。地元の味に舌鼓を打ち、迫力のステージに圧倒され、街中が一体となる熱気を感じながら、旭川ならではの夜を満喫してください。この記事を参考に、事前の準備をしっかり整えて、さんろくまつりを心ゆくまで楽しんできてくださいね。



