札幌の夏の風物詩といえば、豊平川で開催される「道新・UHB花火大会」ですよね。夜空を彩る華やかな花火はもちろん楽しみですが、お祭り気分を盛り上げてくれる「屋台グルメ」も欠かせない要素です。
しかし、豊平川花火大会の屋台は一般的なお祭りとは少し状況が異なります。いざ会場に着いてから「屋台が見当たらない!」と困らないよう、事前に出店場所や周辺の状況を把握しておくことが、当日を楽しく過ごすためのポイントです。
この記事では、豊平川花火大会の屋台情報について、出店エリアやおすすめのメニュー、混雑を避けるコツなどを分かりやすく解説します。北海道観光で花火を楽しみにしている方も、ぜひ参考にしてくださいね。
豊平川花火大会の屋台情報と出店エリアの基本

豊平川花火大会へ行く前に、まず知っておきたいのが屋台の配置です。実は、花火の打ち上げ会場となる河川敷のエリア内には、屋台の出店がほとんどありません。これは安全確保やスペースの関係によるもので、初めて行く方は驚くことも多いポイントです。
そのため、屋台グルメを楽しみたい場合は、会場へ向かう道中にあるお店や、特定のエリアに絞って探す必要があります。ここでは、どこに屋台が集まっているのか、具体的なエリアについて詳しく見ていきましょう。
河川敷の会場内には屋台が出ない理由
豊平川花火大会のメイン観覧場所である河川敷には、基本的に屋台の出店が認められていません。広い河川敷ですが、数十万人の観客が押し寄せるため、通路の確保や事故防止が最優先されているからです。
「会場に行けば何か食べられるだろう」と考えて手ぶらで行くと、飲み物すら買えずに困ってしまう可能性があります。打ち上げ開始の数時間前から場所取りをする場合は、あらかじめ食べ物を確保しておくのが鉄則といえるでしょう。
ただし、会場のすぐ外側の道路沿いや、私有地を利用した臨時の販売ブースがわずかに見られることもあります。とはいえ、お祭りのような「屋台村」を想像して河川敷に入ってしまうと、食べ物に出会えないまま花火の時間を迎えることになります。
中島公園周辺に集まる屋台の傾向
屋台気分を味わいたい方に最もおすすめなのが、地下鉄南北線「中島公園駅」から会場へ向かうルートです。この周辺では、既存の店舗が店先で飲食物を販売したり、駐車場などを利用した特設の出店が登場したりします。
中島公園内は、6月の北海道神宮例祭(札幌まつり)の時のように数百軒の屋台が並ぶわけではありません。しかし、花火大会当日も人通りが非常に多いため、コンビニや飲食店が店外で焼きそばや焼き鳥を販売している光景をよく目にします。
中島公園駅から幌平橋駅にかけての地上道路沿いは、歩きながら食べ物を選べる数少ないエリアです。移動しながらお目当てのグルメを探すなら、この周辺を通り道に選ぶのが良いでしょう。ただし、歩道は非常に混雑するため、安全には十分に注意してください。
すすきの・幌平橋エリアの飲食販売
もうひとつの注目エリアは、すすきの方面や地下鉄「幌平橋駅」周辺です。すすきの側から豊平川へ向かう道中には、多くの飲食店が立ち並んでおり、花火大会に合わせた限定のテイクアウトメニューを用意しているお店も少なくありません。
本格的な居酒屋の味を手軽に楽しめるのが、このエリアの魅力です。唐揚げやフランクフルトといった定番メニューだけでなく、趣向を凝らしたグルメに出会えることもあります。少し贅沢な「花火のお供」を探しているなら、すすきのエリアでの調達が適しています。
また、幌平橋駅周辺でもコンビニの店頭販売が活発に行われます。特にキンキンに冷えたビールやペットボトル飲料の販売が充実しているため、会場入りする直前の最終チェックポイントとして利用する人が多く、非常に賑わうスポットとなっています。
花火と一緒に楽しみたい!人気の屋台グルメと定番メニュー

お祭りといえば、立ち上るソースの香ばしい匂いや、冷たいデザートが楽しみですよね。豊平川花火大会の周辺で見られる屋台や臨時販売では、北海道らしい食材を使ったメニューから、定番のB級グルメまで幅広く揃っています。
限られた販売スペースの中でも、特に人気が高いメニューをピックアップしました。どのようなグルメが売られているのかを事前にイメージして、当日の食べ歩きプランを立ててみてください。
北海道ならではの「じゃがバター」と「イカ焼き」
北海道の夏祭りで絶対に外せないのが、ホクホクの「じゃがバター」です。豊平川周辺の出店でも、大きなジャガイモにたっぷりのバターをのせた一品は大人気。シンプルながらも素材の甘みが感じられ、ボリュームも満点です。
さらに、香ばしい醤油の香りが食欲をそそる「イカ焼き」も定番です。北海道近海で獲れた新鮮なイカを丸ごと焼き上げた姿焼きは、見た目にもインパクトがあります。冷めても美味しいので、場所取りをした後にゆっくり食べるのにも向いています。
これらのメニューは、ビールやハイボールとの相性も抜群です。夜風に吹かれながら、北海道の恵みを一口頬張り、花火の打ち上げを待つ時間は、まさに旅の醍醐味といえるでしょう。見かけたら迷わずゲットしておきたい逸品です。
食べ歩きに最適な「ザンギ」や「焼きそば」
片手で手軽に食べられる「ザンギ(北海道流の鶏の唐揚げ)」は、花火大会の最強グルメです。濃いめの味付けが特徴のザンギは、子供から大人まで幅広く愛されています。カップに入って販売されていることが多いため、混雑した場所でも食べやすいのが嬉しいポイントです。
また、屋台の王道である「焼きそば」も見逃せません。鉄板で一気に焼き上げられた焼きそばは、家庭で食べるものとは一味違う美味しさがあります。豊平川周辺の臨時販売でも、パックにぎっしり詰まったサービス満点の焼きそばがよく売られています。
これらのお肉系・炭水化物系のメニューは、腹持ちが良いため、長時間の場所取りには欠かせません。友達や家族とシェアしながら、いろいろな種類を少しずつ楽しむのも良いですね。熱々のうちに味わうのが一番の贅沢です。
暑い夜に嬉しい冷たいスイーツとドリンク
札幌の夏は夜になっても気温が下がりにくく、人混みの中にいると想像以上に暑さを感じます。そんな時に救いとなるのが、かき氷やアイスクリームといった冷たいスイーツです。定番のイチゴやブルーハワイだけでなく、メロンなどの北海道らしいシロップがあるのも特徴です。
最近では、見た目も華やかなフルーツ飴や、凍らせたフルーツを削ったスイーツなども人気を集めています。写真映えもするため、浴衣姿で楽しむ人たちによく選ばれています。甘くて冷たいもので一息つけば、花火への期待感もさらに高まりますね。
飲み物についても、ソフトドリンクはもちろん、氷がたっぷり入ったカップ入りのドリンクが重宝されます。ただし、会場内では冷たい状態を維持するのが難しいため、保冷バッグを活用したり、直前に購入したりする工夫をすると最後まで美味しくいただけます。
【屋台グルメのチェックリスト】
・北海道の味:じゃがバター、イカ焼き、ジンギスカン串
・食べやすさ重視:ザンギ、フランクフルト、チョコバナナ
・お腹を満たす:焼きそば、たこ焼き、お好み焼き
・涼しさを求めて:かき氷、ラムネ、フルーツ飴
屋台巡りを楽しむための混雑回避と時間帯のコツ

豊平川花火大会は、例年40万人以上の人が訪れる大規模なイベントです。そのため、屋台があるエリアやコンビニ周辺は、想像を絶する混雑となります。何も対策をせずに飛び込むと、行列に並んでいる間に花火が終わってしまうかもしれません。
限られた時間の中で効率よく屋台グルメを楽しむためには、事前のスケジュール管理が重要です。ここでは、混雑を賢く回避して、お目当ての食べ物を手に入れるための具体的なテクニックをご紹介します。
何時に行くのが正解?屋台のピーク時間
豊平川花火大会の打ち上げ時間は例年19時40分頃からですが、屋台の混雑はそれよりずっと早い時間から始まります。最も混雑するのは17時30分から19時頃にかけてです。仕事終わりの人や学校帰りの学生が合流し、一気に人が増える時間帯です。
スムーズに買い物を済ませたいなら、理想的な到着時間は16時頃です。この時間帯であれば、まだ行列も短く、お目当ての品をじっくり選ぶことができます。早めに食料を確保しておき、それからゆっくりと観覧場所を探すのが最も余裕を持てるスケジュールです。
また、19時を過ぎると「もうすぐ始まる!」という焦りから、会場周辺の混乱が激しくなります。移動自体に時間がかかってしまうため、遅くとも18時30分までには買い物を終えて、座席や観覧スポットに落ち着いている状態を目指しましょう。
行列を避けるための「早めの移動」戦略
混雑回避の基本は「人の流れの逆を行く」ことですが、花火大会では難しいのが現実です。そこで有効なのが、最寄り駅よりも一つ手前の駅で降りる、あるいは早めに会場付近に到着しておくという戦略です。
中島公園駅は改札を出るのにも時間がかかるほど混み合います。少し距離はありますが、すすきの駅や豊水すすきの駅から歩き始めることで、道中の飲食店での販売をゆったりとチェックできるメリットがあります。
また、屋台で購入する際も、一箇所で全てを揃えようとしないことが大切です。目についた空いているお店で、その都度買っていく方が結果的に時間の短縮になります。行列が長いお店は避け、回転が早そうなメニューを狙うのも賢い選択です。
地下鉄駅周辺の混雑状況とルート選び
花火大会当日の地下鉄は、全線で大幅な増便が行われるものの、駅構内は入場規制がかかるほどの混雑になります。特に中島公園駅と幌平橋駅は、打ち上げ直前になると「地上に出るまで30分以上」かかることもあるため注意が必要です。
屋台を楽しんだ後のルート選びも重要です。河川敷は「右岸(豊平側)」と「左岸(中央区側)」に分かれていますが、屋台が多いのは左岸側の中島公園付近です。そのため、左岸側は常に激しい混雑が予想されます。
もし、屋台にはこだわらず、少しでも空いている場所で花火を見たいのであれば、あえて右岸(学園前駅や菊水駅側)を利用するのも手です。こちら側は屋台の数は少ないですが、移動のストレスは左岸に比べると軽減される傾向にあります。
帰り道の混雑は行きよりもさらに激しくなります。地下鉄の切符は必ず行きに買っておくか、ICカード(SAPICAやSuicaなど)のチャージを済ませておきましょう。これだけで帰宅時のイライラを大幅に減らせます。
屋台の代わりに活用したい!周辺のテイクアウト・コンビニ情報

豊平川花火大会において、屋台と同じくらい重要な存在なのが、周辺の飲食店やコンビニです。屋台が少ない環境だからこそ、これらのお店が提供するテイクアウトサービスが非常に充実しています。
「屋台の行列に並ぶのが苦手」「もう少し衛生的な環境で準備したい」という方には、店舗型のテイクアウトが非常におすすめです。ここでは、会場に向かう前に立ち寄りたい便利なスポットを紹介します。
すすきの周辺の飲食店で限定グルメをゲット
日本有数の歓楽街である「すすきの」は、花火会場から徒歩圏内にあります。このエリアの飲食店は、花火大会当日になると店頭で「花火観覧セット」や特別なテイクアウト商品を販売することが多々あります。
本格的な焼き鳥や、居酒屋仕込みの出し巻き卵、ボリューム満点のカツサンドなど、メニューのバリエーションが非常に豊富です。屋台よりも味のクオリティが高いことが多く、グルメな方でも満足できること間違いなしです。
特に、国道36号線沿いや駅前通り周辺を歩いていると、威勢の良い呼び込みとともに美味しい香りが漂ってきます。レストランが作る本格的な料理を手に、夜空に咲く花火を眺めるのは、大人ならではの贅沢な楽しみ方といえるでしょう。
中島公園近くのコンビニ外売りの利便性
中島公園駅周辺のコンビニは、花火大会当日は「戦場」とも呼べるほど忙しくなりますが、その分供給体制も万全です。店外に特設のレジを設置し、冷えたビールや大量の惣菜を飛ぶように販売しています。
コンビニのメリットは、なんといっても価格が安定していることと、飲み物の種類が豊富なことです。また、おしぼりや割り箸、ゴミ袋といった細かい必需品も一緒に揃えられるのが非常に助かります。
ただし、おにぎりやサンドイッチといった軽食は、夕方には売り切れてしまうことも珍しくありません。コンビニを頼りにする場合は、なるべく早めに店舗へ滑り込み、必要なものをまとめて確保しておくことをおすすめします。
デパ地下やスーパーで事前購入するメリット
さらに賢く準備したいなら、札幌駅や大通駅周辺の百貨店(デパ地下)や、大型スーパーを活用するのが一番です。会場付近のお店はどこも混み合いますが、少し離れた場所であれば、落ち着いて買い物ができます。
デパ地下の惣菜は彩りが良く、お弁当の種類も豊富です。少しリッチなオードブルを持ち込めば、河川敷が即席のパーティ会場に早変わりします。また、スーパーであれば飲み物を安く大量に購入できるため、グループで参加する場合にはコストを抑えられます。
保冷バッグに氷と飲み物を詰め込んで持参すれば、会場でぬるい飲み物を我慢する必要もありません。事前にしっかり準備を整えておくことが、結果として当日の時間を最大限に有効活用し、花火を心ゆくまで楽しむ秘訣となります。
花火鑑賞をより快適にするための持ち物とマナー

美味しい屋台グルメを手に入れたら、あとは花火を楽しむだけ。しかし、野外でのイベントを快適に過ごすためには、いくつかの準備と心構えが必要です。特に豊平川の河川敷は、普段は自然豊かな場所であるため、街中とは違った注意点があります。
せっかくの楽しい思い出が、些細なことで台無しにならないよう、持ち物のチェックとマナーの確認をしておきましょう。周囲の人への思いやりを持ちつつ、最高の時間を過ごすためのポイントをまとめました。
屋台飯を食べる時に役立つ必須アイテム
屋台やテイクアウトの食べ物を楽しむ際に、あると絶対に便利なのが「ウェットティッシュ」と「ゴミ袋」です。ソースで手が汚れたり、飲み物を少しこぼしてしまったりした際、すぐに拭けるものがないと困ってしまいます。
また、河川敷にはテーブルがありませんので、食べ物を膝の上に置いて食べることになります。そんな時、大きめのレジャーシートがあれば、食べ物を広げやすく、服が汚れる心配も減ります。厚手のシートを選ぶと、地面の凹凸も気にならず快適です。
さらに、意外と忘れがちなのが「虫除け対策」です。豊平川周辺は草むらが多く、夏場は蚊が発生しやすい環境です。美味しい匂いに誘われて虫が寄ってくることもあるため、スプレータイプやパッチタイプの虫除けを用意しておくと安心です。
ゴミの持ち帰りと指定場所のルール
お祭りや花火大会で最も問題になるのが、ゴミのポイ捨てです。豊平川花火大会では、会場内にゴミ箱が設置されることもありますが、基本的には「自分のゴミは自分で持ち帰る」のが基本ルールです。
屋台で購入した容器や、飲み終わった缶・ペットボトルは、持参したゴミ袋に入れてまとめておきましょう。河川敷に放置して帰るのは絶対にNGです。放置されたゴミは風で川に流されたり、翌朝の清掃ボランティアの方々の負担になったりしてしまいます。
札幌市ではゴミの分別が細かく決められています。帰宅途中の駅のゴミ箱に無理やり詰め込むようなことはせず、自宅まで持ち帰って正しく処分してください。美しい花火を見せてもらったお礼として、来た時よりも綺麗な状態にして帰るのが粋なマナーです。
トイレの場所と待ち時間への備え
花火大会において、最大の懸念事項といっても過言ではないのがトイレ問題です。会場周辺には仮設トイレが設置されますが、常に長蛇の列ができます。特に女性用トイレは30分以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。
屋台でビールやジュースをたくさん飲むと、どうしてもお手洗いが近くなります。打ち上げ開始直前に慌てて並んでも、花火が終わるまで戻ってこれないという悲劇も起こり得ます。トイレは「行きたくなる前に行く」が鉄則です。
また、会場に向かう前の駅や商業施設で済ませておくのが一番確実です。どうしても並ぶ必要がある場合に備え、小さなLEDライトや懐中電灯を持っていると、暗い場所にある仮設トイレでも足元が確認しやすく安心ですよ。
| 必須アイテム | あると便利なもの | 持ち込みNGなもの |
|---|---|---|
| レジャーシート | ウェットティッシュ | 大型テント・タープ |
| ゴミ袋(数枚) | 虫除けスプレー | 火気(バーベキュー) |
| 飲み物・軽食 | モバイルバッテリー | ドローン |
| タオル・うちわ | 冷感タオル | 過度な場所取り用具 |
豊平川花火大会と屋台を思いっきり楽しむためのポイントまとめ
豊平川花火大会は、札幌の夜空を華麗に彩る特別なイベントです。屋台の出店状況を正しく把握し、事前の準備をしっかり整えておくことで、当日の楽しさは何倍にも膨らみます。
まず覚えておきたいのは、打ち上げ場所の河川敷には屋台が並ばないということです。グルメを楽しむなら、中島公園駅周辺や、すすきの・幌平橋エリアの路上販売をルートに組み込みましょう。16時頃に到着し、早めに食料を確保するのが混雑回避の近道です。
また、定番の「じゃがバター」や「ザンギ」といった北海道グルメを堪能する際は、ウェットティッシュやゴミ袋などの衛生用品を忘れずに。ゴミの持ち帰りといったマナーを守ることで、誰もが気持ちよく花火を鑑賞できます。
夏の夜風を感じながら、美味しい食べ物を片手に眺める大輪の花火は、忘れられない思い出になるはずです。この記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ豊平川花火大会での素敵なひとときを満喫してくださいね。




