北海道の西海岸を南北に貫くオロロンラインは、日本海の絶景を眺めながらドライブを楽しめる最高のルートです。特に自由度の高い車中泊での移動は、時間を気にせず夕日やグルメを堪能したい方に人気があります。しかし、いざ計画を立てるとなると、どの道の駅が滞在に向いているのか、どのようなルールがあるのか気になりますよね。
この記事では、オロロンライン沿いの道の駅で車中泊を検討している方に向けて、おすすめのスポットや設備、守るべきマナーを分かりやすく解説します。広大な北海道を安全に、そして快適に巡るための情報をまとめたので、ぜひ参考にしてください。地域の魅力を肌で感じながら、思い出に残るひとときを過ごしましょう。
オロロンラインの道の駅で車中泊をする魅力と基本知識

オロロンラインとは、小樽から稚内までを結ぶ国道231号・232号を中心とした約380キロメートルの海岸ルートを指します。このルート沿いには多くの道の駅が点在しており、車中泊をしながら旅を続ける人にとって非常に便利な環境が整っています。まずは、このエリアで滞在することの醍醐味と、知っておきたい基礎知識について見ていきましょう。
雄大な日本海を望む絶景ルートの特徴
オロロンラインの最大の魅力は、何と言っても左手に広がる日本海のパノラマです。特に石狩市から留萌市、そして稚内へと向かう道中は、遮るもののない水平線が続き、開放感に溢れています。車中泊であれば、海に沈む夕日をゆっくりと眺めた後、そのまま近くの拠点で休むことができるため、贅沢な時間を過ごせます。
また、北上するにつれて景色はダイナミックに変化します。断崖絶壁が続くエリアから、サロベツ原野のような広大な平原へと移り変わる様子は、北海道ならではのスケール感です。天気が良ければ、海の向こうに利尻富士が浮かび上がる幻想的な光景に出会えることもあります。この景色を独り占めできるのは、移動の自由度が高い車中泊ならではの特権と言えるでしょう。
さらに、沿道の道の駅はそれぞれ個性的で、地域の歴史や文化を感じさせる施設も多いです。休憩場所としてだけでなく、観光の拠点としても非常に優秀です。海風を感じながらドライブし、お気に入りの場所で足を止めるスタイルは、多くのドライバーを魅了し続けています。
自分のペースで自由に移動できる利便性
北海道の旅は距離が非常に長く、予定通りに進まないことも珍しくありません。車中泊を前提とした移動であれば、ホテルのチェックイン時間を気にすることなく、その日の気分や天候に合わせて目的地を変更できます。「ここで見る夕日が綺麗だからもう少し滞在しよう」といった柔軟な判断ができるのが大きなメリットです。
オロロンライン沿いには、比較的短い間隔で道の駅が設置されているため、トイレ休憩や仮眠場所の確保に困ることは少ないです。特に最近の道の駅は24時間利用可能なトイレの清潔度が向上しており、女性や家族連れでも安心して利用できる環境が増えています。夜間の静かな環境で、波の音を聞きながら眠りにつく体験は格別です。
ただし、自由だからこそ事前の情報収集が重要になります。各施設の営業時間や、周辺にコンビニエンスストアがあるかどうかなどを把握しておくことで、よりスムーズな移動が可能になります。特に夜間は街灯が少ない区間もあるため、早めにその日の滞在先を決めておくのが、安全に楽しむためのポイントです。
地域の特産品やグルメを気軽に楽しめる
道の駅は、地元の新鮮な食材や特産品が集まる場所でもあります。オロロンライン沿いは漁業が盛んな地域が多く、ウニや甘エビ、ホタテといった新鮮な海鮮を楽しめる食堂が併設されていることが多いです。車中泊をしながら各地の道の駅を巡ることで、その土地ならではの味覚を少しずつ味わう楽しみが生まれます。
例えば、テイクアウト可能なご当地ソフトクリームや、小腹が空いたときに嬉しい揚げ物などの軽食も充実しています。車内に持ち帰って、海を眺めながらゆっくりと食事をするのも良いでしょう。地元の農家が丹精込めて作った野菜を買って、その後の自炊に活用するといった楽しみ方も、長期滞在者には人気があります。
地域の観光情報を発信するコーナーも充実しているため、次に立ち寄るべきスポットをその場で見つけることもできます。パンフレットや掲示板には、ネットには載っていないようなローカルなイベント情報が隠れていることもあります。食と情報を効率よく得られる道の駅は、オロロンラインを旅する上で欠かせない存在です。
石狩から留萌エリアのおすすめ道の駅

札幌方面から北上を開始して最初に差し掛かるのが、石狩から留萌にかけてのエリアです。この区間は比較的交通量も多く、近代的な設備を備えた道の駅がいくつか存在します。車中泊のスタート地点や、最初の休憩ポイントとして適した人気のスポットを具体的にご紹介します。
道の駅 石狩「あいろーど厚田」
2018年にオープンした比較的新しい道の駅で、石狩市の厚田区に位置しています。最大の特徴は、3階の展望デッキから望む日本海の夕日です。「恋人の聖地」としても知られており、カップルだけでなく多くの観光客がその絶景を求めて訪れます。建物自体も非常におしゃれで清潔感があり、快適に過ごせる環境が整っています。
1階には地元の特産品販売コーナーがあり、厚田名物の「にしん」を使った加工品や、新鮮な野菜が並んでいます。2階の飲食フロアでは、地元の食材を活かしたお蕎麦やジェラートなどが楽しめます。特にここのジェラートは種類が豊富で、ドライブの疲れを癒やすのにぴったりです。駐車場も広く、夜間も比較的静かであるため、車中泊の拠点として選ぶ人が多いスポットです。
ただし、非常に人気のある道の駅なので、週末や連休などは日中から大変混雑します。夜間に滞在する場合は、周囲の車の出入りに配慮しつつ、マナーを守って利用しましょう。トイレも24時間利用可能で、手入れが行き届いているため安心して使用できます。
道の駅 石狩「浜ます」
厚田からさらに北へ進んだ場所にあるのが、道の駅「浜ます」です。ここはかつて鰊(にしん)漁で栄えた歴史を持つ地域で、どっしりとした趣のある建物が特徴です。周囲は自然豊かで、静かな環境でゆっくりと休みたい方に向いています。裏手にはパークゴルフ場やキャンプ場も隣接しており、アウトドア派には馴染み深いエリアです。
売店では、浜益特産のどら焼きや、新鮮な海の幸を使った特産品が販売されています。こぢんまりとした施設ではありますが、その分アットホームな雰囲気があり、落ち着いて休憩ができます。大規模な道の駅とは異なり、混雑が比較的穏やかであることも、静かに夜を過ごしたい車中泊利用者にとってはメリットになるでしょう。
注意点としては、周辺に夜遅くまで営業している商店が少ないことです。必要な飲み物や食料などは、事前に購入してから訪れるのが無難です。歴史を感じる建物の雰囲気と、心地よい海風を感じながら過ごす時間は、北国らしい情緒を存分に味あわせてくれます。
道の駅 るもい
留萌市の中心部に位置する「道の駅 るもい」は、2020年にオープンした非常に新しい施設です。広大な「留萌市営管理公園」の中にあり、家族連れやペット連れの旅行者にも非常に優しい造りになっています。駐車場が非常に広く、大型車と普通車のエリアが適切に分かれているため、夜間も比較的安心して過ごすことができます。
施設内には地域の特産品が集まるショップや、地元の味を楽しめるテイクアウトグルメが充実しています。また、周辺にはスーパーマーケットやドラッグストア、飲食店が多数あるため、車中泊に必要な買い出しや食事に困ることはありません。都市型の利便性と、広い公園の開放感を両立させた珍しいタイプの道の駅です。
さらに、ここでは季節ごとに様々なイベントが開催されており、タイミングが合えば地元の文化に触れることもできます。トイレなどの設備も最新式で非常にきれいです。オロロンラインの中間地点として、体制を整えたり情報の再確認をしたりするのに最適な場所と言えるでしょう。
留萌エリアは、かつて「鰊(にしん)」の漁獲で非常に潤った歴史があります。道の駅の近くには歴史的な建築物も残っているので、時間に余裕があれば散策してみるのもおすすめです。
羽幌から稚内エリアのおすすめ道の駅

留萌を過ぎてさらに北へ向かうと、風景はより野生味を帯びてきます。オロロンラインのハイライトとも言えるこの区間には、温泉が併設されていたり、歴史的な景観を楽しめたりする魅力的な道の駅が並んでいます。最北の地・稚内を目指す中で、ぜひ立ち寄りたいスポットをピックアップしました。
道の駅 おびら鰊番屋
小平町にあるこの道の駅は、重要文化財である「旧花田家番屋」が隣接していることで有名です。歴史を感じさせる重厚な建築物と、目の前に広がる真っ青な海のコントラストが素晴らしく、写真撮影スポットとしても人気があります。駐車場も十分に確保されており、海風を感じながらゆったりと休憩することができます。
食事処では、ボリュームたっぷりの海鮮丼や、地元の食材を使った定食が味わえます。特に鰊(にしん)料理は絶品で、かつての繁栄に思いを馳せながら食べる食事は格別です。また、特産品販売所では地元産の農産物や加工品が豊富に揃っており、お土産探しにも事欠きません。歴史とグルメを一度に楽しめるのが、この場所の魅力です。
夜間は周囲に明かりが少なくなるため、晴れた日には満天の星空を眺めることができるかもしれません。静かな波音を聞きながら過ごす一夜は、車中泊ならではの醍醐味を教えてくれるはずです。ただし、海沿いのため風が強い日がある点には注意が必要です。風対策をしっかりして過ごすようにしましょう。
道の駅 ほっとはぼろ
羽幌町にある「道の駅 ほっとはぼろ」は、ホテルや温泉施設が一体となった珍しい形態の道の駅です。車中泊の旅において、お風呂の確保は非常に重要な課題ですが、ここは施設内に天然温泉があるため、移動の疲れをその場でリセットできます。バラ園が隣接しており、見頃の時期には美しい花々に囲まれて散策を楽しむことも可能です。
羽幌町は「甘エビ」の漁獲量が日本一であることで知られており、併設されたレストランでは新鮮な甘エビをふんだんに使った料理を堪能できます。甘みが強く、口の中でとろけるようなエビの味は、一度食べたら忘れられません。売店でもエビを使った加工品が多数販売されており、自分用のおつまみとしても人気があります。
温泉施設が併設されているため、夜間も人の出入りが比較的多い傾向にありますが、その分安心感もあります。清潔なトイレと充実した入浴環境は、長期のドライブを続ける方にとって大きな助けとなるでしょう。旅の中間地点でリフレッシュしたいときには、まず候補に挙げたいスポットです。
道の駅 てしお
天塩川の河口付近に位置する天塩町の道の駅は、北の最果て感を感じさせる落ち着いた場所にあります。ここは「しじみ」が特産品として有名で、しじみをたっぷり使ったラーメンや、しじみソフトクリームといった珍しいグルメを楽しむことができます。ミネラルたっぷりのしじみ汁は、運転で疲れた体に優しく染み渡ります。
建物は少しレトロな雰囲気がありますが、手入れが行き届いており、温かみのある接客が印象的です。駐車場も使いやすく、夜間は非常に静かに過ごすことができます。サロベツ原野への入り口でもあり、翌朝早くから広大な原野をドライブしたい方にとっては、絶好の宿泊ポイントになるでしょう。
周辺にはコンビニエンスストアもあり、最低限の買い出しも可能です。天塩川越しに眺める夕日も隠れた絶景ポイントとして知られています。派手さはありませんが、地元の良さが凝縮されたような居心地の良さがあり、旅慣れた人たちから支持されている道の駅です。
稚内駅(道の駅わっかない)の利便性
オロロンラインのゴール地点である稚内には、日本最北端の道の駅があります。駅舎と一体化しており、非常に近代的で清潔です。周囲には飲食店も多く、旅の締めくくりにふさわしい充実した設備が整っています。ただし、駐車場は公共の場所としての側面が強いため、マナーを守った静かな利用が求められます。
オロロンラインの車中泊で外せない温泉施設

車中泊を快適にするために欠かせないのが「お風呂」です。オロロンライン沿いには、道の駅に併設されているものや、すぐ近くに位置する魅力的な温泉施設がいくつもあります。ここでは、旅の途中で立ち寄りやすく、疲れた体を癒やしてくれるおすすめの温泉スポットを紹介します。
とままえ温泉ふわっとの魅力
苫前町にある道の駅「風W(ふわっと)とままえ」は、温泉施設がメインと言っても過言ではないほど充実しています。露天風呂からは日本海を一望でき、特に夕暮れ時の入浴は言葉を失うほどの美しさです。泉質はナトリウム塩化物強塩泉で、湯冷めしにくく、体が芯から温まるのが特徴です。
建物はユニークなドーム型をしており、遠くからでも目立ちます。施設内にはレストランや休憩室もあり、入浴後にゆっくりとくつろぐことができます。車中泊の合間にここで数時間を過ごすことで、心身ともにリフレッシュできるでしょう。足湯も用意されているため、時間が限られている場合でも気軽に温泉気分を味わえます。
また、この周辺は風力発電の風車がたくさん並んでおり、北海道らしい景色を楽しむこともできます。温泉に浸かりながら、ゆっくりと回る風車と海を眺める時間は、日常を忘れさせてくれる至福のひとときとなるはずです。
豊富温泉への寄り道プラン
オロロンラインから少し内陸に入りますが、天塩町からほど近い「豊富(とよとみ)温泉」は、わざわざ立ち寄る価値のある特別な温泉です。世界でも珍しい「油分を含んだ温泉」として知られており、アトピーや乾癬などの皮膚疾患に効果があると言われ、全国から湯治客が訪れます。
お湯はかすかに石油のような香りがし、肌に触れると独特のしっとり感があります。初めて入る人はその特徴に驚くかもしれませんが、入浴後の肌の滑らかさは感動的です。町営の「ふれあいセンター」は日帰り入浴が手軽に利用でき、地元の人たちとの交流も楽しめる温かい雰囲気があります。
道の駅てしおから車で20分ほどの距離にあるため、夕方に天塩に到着し、豊富温泉でひとっ風呂浴びてから車中泊場所へ戻るというプランもおすすめです。北海道の奥深さを象徴するような、唯一無二の温泉体験ができるでしょう。
稚内市内の入浴施設情報
旅の終着点、稚内市内にも魅力的な入浴施設があります。代表的なのは「稚内市温泉童夢(どうむ)」です。日本最北の温泉施設として知られ、広々とした浴場からは利尻島や礼文島を望むことができます。浴槽の種類も豊富で、サウナやジャグジーなどを楽しみながらじっくりと汗を流せます。
また、稚内駅周辺には銭湯やホテルの日帰り入浴もあります。道の駅わっかないに滞在する場合は、徒歩圏内で探すことも可能です。最北の地まで走りきった達成感とともに、温かいお湯に包まれる瞬間は、この旅の最高の思い出になるでしょう。
温泉施設を利用する際は、営業時間に注意してください。特に地方の施設は閉館時間が早まる場合もあります。事前にスマートフォンの地図アプリなどで最新の情報を確認しておくと、スムーズにスケジュールを組むことができます。
道の駅で車中泊を楽しむためのマナーと注意点

道の駅は本来、ドライバーの休憩や情報発信を目的とした施設です。宿泊を目的としたキャンプ場ではないため、車中泊を利用する際には最低限守るべきルールやマナーが存在します。今後も私たちがこの便利な場所を使い続けられるよう、配慮のある行動を心がけましょう。
宿泊ではなく「仮眠」としての利用
多くの道の駅では「宿泊」を明確に許可しているわけではなく、あくまで「安全運転のための休憩(仮眠)」という立場で駐車場を開放しています。そのため、何日間も同じ場所に留まり続けたり、駐車場を占拠したりする行為は控えなければなりません。到着したら静かに休み、翌朝には早めに出発するのがスマートな利用方法です。
また、駐車場でキャンプ行為をすることは厳禁です。車外にテーブルや椅子を出して食事をしたり、オーニング(日よけ)を広げたりするのはマナー違反となります。あくまで「車内」で完結する過ごし方を徹底しましょう。こうした行為が目立つと、車中泊自体が禁止される場所が増えてしまう恐れがあります。
施設によっては、車中泊を歓迎している場所や、有料の「RVパーク」を併設しているところもあります。そうした場所であれば、より安心して滞在を楽しむことができます。事前に公式サイトなどで、その道の駅の方針を確認しておくことが大切です。
ゴミの持ち帰りと生活排水の管理
最もトラブルになりやすいのが、ゴミの放置問題です。車内で出たゴミを道の駅の家庭ゴミ用ゴミ箱に捨てるのはマナー違反です。基本的にはすべて持ち帰るか、ゴミ処理を受け付けてくれるキャンプ場やガソリンスタンドなどを活用しましょう。地域の美観を損なわないよう、一人ひとりの意識が求められます。
また、洗面所での炊事や洗濯も避けてください。トイレの洗面台は手を洗うための場所であり、そこで食器を洗ったり、大量の水を汲んだりすることは他の利用者の迷惑になります。食べ残しを流すと排水管が詰まる原因にもなりますので、車内で工夫して片付けを行うようにしましょう。
最近では、ゴミを有料で回収してくれる道の駅も少しずつ増えています。そうしたサービスを賢く利用することで、車内を清潔に保ちつつ、地域に貢献することもできます。マナーを守ることが、結果として自分たちの旅を快適にすることに繋がります。
火気の使用と騒音トラブルの防止
道の駅の駐車場での火気使用は、火災の危険があるため原則として禁止されています。カセットコンロを外で使うのはもちろん、車内であっても換気に十分注意し、安全が確保できない場合は使用を控えましょう。火を使わなくても、地元の美味しいお弁当や総菜を買って楽しむ方法はいくらでもあります。
また、騒音にも十分な配慮が必要です。夜間のアイドリングは、騒音だけでなく排気ガスの問題もあるため、北海道のような寒い地域であっても基本的にはストップするのがマナーです。防寒対策をしっかり行い、エンジンをかけずに眠れる準備を整えましょう。ドアの開閉音や大きな声での話し声も、静かな夜間には遠くまで響きます。
テレビや音楽の音量も、車外に漏れない程度に絞ることが大切です。周囲の利用者も休息を取っていることを忘れず、お互いに気持ちよく過ごせる環境を作りましょう。静かに夜を過ごすことで、翌朝の目覚めもより爽やかなものになります。
道の駅のスタッフさんは、朝早くから施設の清掃や準備をしてくれています。出発時にすれ違ったら、笑顔で挨拶を交わすと、旅の思い出がより温かいものになります。
オロロンラインの道の駅車中泊を快適にするためのコツ

広大なオロロンラインを車中泊で巡るには、事前の準備が成功の鍵となります。北海道特有の気候や環境に対応しつつ、旅の質をワンランク上げるためのちょっとした工夫をご紹介します。初心者の方からベテランの方まで、ぜひチェックしてみてください。
季節ごとの防寒・防虫対策
北海道の夜は、夏であっても想像以上に冷え込むことがあります。特に海沿いのオロロンラインは風が強く、体感温度がぐっと下がります。夏場でも薄手のダウンやフリースを1枚持っておくと安心です。冬場や春先、秋口に車中泊をする場合は、本格的な寝袋や断熱マット、湯たんぽなどの防寒装備が必須となります。
逆に夏場の悩みは、虫対策です。道の駅は街灯があるため、夜間は虫が集まりやすくなります。窓を開けて寝る場合は、車用の網戸を装着するなどの工夫が必要です。虫除けスプレーや、車内で使える電池式の蚊取り器なども用意しておくと、不快な思いをせずにぐっすりと眠ることができます。
また、季節を問わず「結露」対策も考えておきましょう。車内で過ごすと窓ガラスが曇り、水分が垂れてくることがあります。窓に貼る断熱シェードは、目隠しになるだけでなく、温度管理や結露軽減にも役立つ非常に便利なアイテムです。
事前のルート確認と営業時間の把握
オロロンラインは一本道が多いですが、道の駅同士の距離が30キロメートル以上離れている区間もあります。次の目的地までどれくらい時間がかかるのか、途中に立ち寄りたい場所はないかを事前にシミュレーションしておきましょう。特にガソリンスタンドの有無は、精神的な余裕に直結します。
また、道の駅の営業時間は季節によって変動することがあります。お目当てのグルメや特産品がある場合は、到着したときに閉店していたということがないよう、事前に確認が必要です。最近ではSNSで最新情報を発信している施設も多いので、チェックしてみるのも良い方法です。
さらに、Wi-Fiが使える場所やスマートフォンの電波状況も、場所によっては不安定になることがあります。地図アプリだけに頼らず、紙の地図を1冊持っておくと、万が一のトラブルの際にも役立ちます。情報収集を怠らないことが、安全で楽しい旅の第一歩です。
地元の商店やガソリンスタンドの活用
道の駅だけでなく、沿道の小さな商店やガソリンスタンドも積極的に利用してみましょう。地元の方々と会話をすることで、ガイドブックには載っていないような絶景スポットや、隠れた名店を教えてもらえることがあります。こうした交流こそが、旅の醍醐味と言えます。
特にガソリンスタンドは、給油だけでなく、ゴミの回収(有料の場合あり)やタイヤの空気圧チェックなど、車中泊の旅を支えてくれる頼もしい存在です。また、セイコーマートなどの地元コンビニエンスストアは、北海道ならではの食材が豊富で、車中泊の強い味方になってくれます。
地域にお金を落とすことも、旅を続けさせてもらうための大切な姿勢です。道の駅で買い物をし、地元の施設を利用することで、その地域が潤い、また次に来たときにも温かく迎えてもらえるようになります。感謝の気持ちを持って、各地の魅力を楽しみ尽くしましょう。
車中泊にあると便利なアイテム3選
1. 窓用シェード(プライバシー確保と断熱効果)
2. ポータブル電源(スマートフォンの充電や扇風機の使用に)
3. 除菌シート(車内での食事や片付けに重宝します)
オロロンラインの道の駅を拠点とした車中泊のまとめ
オロロンラインでの車中泊は、北海道の豊かな自然と文化をダイレクトに感じることができる最高の移動手段です。石狩の「あいろーど厚田」から最北の「わっかない」まで、個性豊かな道の駅があなたの旅をサポートしてくれます。それぞれの施設が持つ特色を理解し、温泉やグルメを楽しみながら進むことで、忘れられない体験ができるはずです。
快適な時間を過ごすためには、マナーの遵守が不可欠です。仮眠としての利用を心がけ、ゴミの持ち帰りや騒音防止に努めることで、他の利用者や地域の方々との良好な関係を保つことができます。また、季節に合わせた装備の準備や、事前の情報収集をしっかり行うことが、安全でスムーズなドライブを支えてくれます。
日本海に沈む美しい夕日や、心まで温まる地元の温泉、そして新鮮な海の幸。オロロンラインには、車を走らせるたびに新しい発見と感動が待っています。今回ご紹介したポイントを参考に、自分だけの特別なプランを立ててみてください。安全運転に気をつけて、広大な北海道の西海岸を自由に駆け抜ける素晴らしいひとときを楽しみましょう。



