層雲峡イルミネーションを満喫!冬の絶景「氷瀑まつり」の見どころや楽しみ方を詳しく紹介

層雲峡イルミネーションを満喫!冬の絶景「氷瀑まつり」の見どころや楽しみ方を詳しく紹介
層雲峡イルミネーションを満喫!冬の絶景「氷瀑まつり」の見どころや楽しみ方を詳しく紹介
観光地

北海道の冬を象徴するイベントの一つである、層雲峡イルミネーション。大雪山国立公園の切り立った峡谷を舞台に開催される「層雲峡温泉氷瀑(ひょうばく)まつり」は、極寒の地だからこそ生み出せる氷の芸術と、鮮やかな光の演出が融合した幻想的な世界です。厳しい寒さの中で輝く氷の造形美は、訪れる人々に感動と癒やしを与えてくれます。

この記事では、層雲峡の冬を彩るイルミネーションの魅力を中心に、開催期間や会場の見どころ、寒さ対策などの実用的な情報をわかりやすくお伝えします。初めて訪れる方はもちろん、何度も足を運んでいる方にとっても新しい発見があるような、層雲峡観光をより深く楽しむためのポイントをまとめました。ライトアップされた氷の魔法を、ぜひ体感してみてください。

層雲峡イルミネーション(氷瀑まつり)の基本情報と開催期間

北海道上川町にある層雲峡温泉では、毎年冬になると「層雲峡温泉氷瀑まつり」が開催されます。このイベントは、層雲峡の断崖絶壁から流れ落ちる滝が凍りつく「氷瀑」をテーマにしており、広大な敷地に巨大な氷の建造物が並びます。夜になるとこれらが七色のライトアップで彩られ、層雲峡イルミネーションとして多くの観光客を魅了します。

層雲峡温泉氷瀑まつりの概要と歴史

層雲峡温泉氷瀑まつりは、北海道を代表する冬の三大まつりの一つに数えられることもある、非常に歴史と定評のあるイベントです。1万平方メートルもの広大な石狩川の河川敷を利用して、数ヶ月前から準備が進められます。氷の像は、丸太で骨組みを作り、そこに石狩川の水を吹き付けて、時間をかけて少しずつ凍らせて作られます。

自然の寒さを利用して作られるため、その年の気温や風の向きによって、氷の形が微妙に異なるのが特徴です。まさに、自然と人間が共同で作り上げるアートと言えるでしょう。夜のライトアップは、氷の透明感や質感を最大限に引き出すように設計されており、日中の青白い姿とは全く異なる表情を見せてくれます。神秘的な青や情熱的な赤、温かみのあるオレンジなど、色彩豊かな光が氷を透過し、見る人を飽きさせません。

このお祭りは、層雲峡の厳しい冬を観光資源に変えようという地元の人々の熱意から始まりました。現在では、日本国内のみならず、海外からも多くの観光客が訪れる国際的なイベントへと成長しています。氷の壁の中に作られた通路や部屋を歩くと、まるで氷の城に迷い込んだかのような不思議な感覚を味わうことができます。層雲峡ならではの地形を活かしたダイナミックな演出は、他では見ることができない唯一無二のものです。

2026年の開催日程と会場へのアクセス

2026年の「第51回層雲峡温泉氷瀑まつり」は、例年通り1月下旬から3月中旬にかけて開催される予定です。寒さが最も厳しくなる時期だからこそ、氷が溶けることなく、最も美しい状態を維持することができます。具体的な日程については、気温の状況により前後する場合があるため、事前に公式サイトや観光協会の情報をチェックしておくことをおすすめします。ライトアップの時間は、夕方の17時頃から閉場までとなっており、暗闇の中に浮かび上がる氷像の姿は圧巻です。

会場は層雲峡温泉街のすぐそばにある、特設会場(石狩川河川敷)です。温泉街に宿泊している方は、多くのホテルから徒歩でアクセスできる非常に便利な立地となっています。宿泊者向けに送迎バスを運行しているホテルもあるため、移動の心配はほとんどありません。車で訪れる場合は、会場周辺に無料の公共駐車場が用意されていますが、週末やイベント開催時は混雑することが予想されるため、早めの到着を心がけると良いでしょう。

また、公共交通機関を利用する場合は、JR上川駅から路線バスで約30分、JR旭川駅からは約2時間で層雲峡温泉に到着します。冬の北海道の道は雪や氷で滑りやすいため、運転に自信がない方はバスを利用するのが安心です。冬期間は視界が悪くなることもあるため、移動時間には十分に余裕を持って計画を立てることが、層雲峡イルミネーションを快適に楽しむための大切なポイントになります。

【2026年 開催予定データ】
・開催期間:2026年1月24日(土)~3月15日(日)予定
・点灯時間:17:00~21:30(時期により変動あり)
・会場:上川町層雲峡温泉(特設会場)

入場料と協力金としての仕組み

氷瀑まつりの入場には「協力金」という形での支払いが必要になります。これは、大規模な氷の建造物を維持管理し、安全にイベントを運営するための貴重な資金として活用されています。金額は一人あたり500円程度(小学生以上)となっており、受付で支払うと、記念のポストカードや、近隣の施設で使える割引券などがもらえることもあります。この少額の協力金で、あの壮大な氷の世界を体験できるのは非常にお得だと言えるでしょう。

この協力金の制度は、単なる入場料というよりも、層雲峡の冬の風景を守り、次世代に繋いでいくための応援という意味合いが強くなっています。受付で受け取るポストカードは、旅の思い出としても人気があり、会場内のスタンプラリーなどの台紙として使われることもあります。また、会場内には温かい飲み物や軽食を販売するコーナーもあり、これらを利用することで地域の活性化にも貢献できます。

お祭りの運営には多くの地元ボランティアやスタッフが関わっており、彼らの努力によって安全な通路や美しいライトアップが保たれています。入場時に支払う協力金は、こうした裏方の人々の活動を支えることにも繋がります。幻想的な層雲峡イルミネーションをバックに、感謝の気持ちを込めてイベントを楽しんでください。現金だけでなく、最近では一部の電子マネー等が利用できる場合もありますが、念のため小銭を用意しておくとスムーズです。

幻想的な光の演出!ライトアップの見どころ

層雲峡イルミネーションの最大の魅力は、なんといっても夜のライトアップです。漆黒の闇の中に浮かび上がる巨大な氷の造形物は、まるで別世界のような雰囲気を醸し出します。光の色や当て方によって氷の表情が刻一刻と変化し、写真に収めても、直接目で受けても、その美しさに圧倒されること間違いありません。ここでは、絶対に外せないライトアップの注目ポイントをご紹介します。

七色の光に彩られる巨大な氷像とメインオブジェ

会場内に入ってまず目を引くのが、高さ数メートルから十数メートルにも及ぶ巨大な氷像です。これらの氷像は、内側からも外側からもライトアップされており、氷の層を透過した光が柔らかく拡散し、宝石のような輝きを放ちます。青、緑、紫、ピンク、オレンジと、時間とともにゆっくりと変化するグラデーションの演出は、見ているだけで心が洗われるような心地よさを感じさせてくれます。

メインとなるオブジェは、毎年テーマが異なり、お城のような外観や、北海道の自然をイメージした造形など、趣向を凝らしたものが作られます。氷の厚みや気泡の入り方によって光の屈折が変わり、場所によって見え方が異なるのも面白いポイントです。特に、大きな氷の壁をスクリーンに見立てて、多彩な色を投影するエリアは、非常にダイナミックで迫力があります。寒さを忘れて見入ってしまうほどの芸術的な光景が広がっています。

また、氷像の中には入れるものもあり、内部から光を眺めることができます。氷の壁に閉じ込められた光が、ぼんやりと周囲を照らす様子は、まるで氷の洞窟にいるような没入感を与えてくれます。外から眺める美しさと、中から感じる不思議な明るさの両方を体験できるのが、層雲峡イルミネーションの醍醐味です。氷の透明度が高い年ほど、光がより遠くまで届き、クリアで鮮明な輝きを楽しむことができます。

光のトンネルと写真映えするフォトスポット

会場内を歩き進めると現れる「光のトンネル」は、カップルや家族連れに非常に人気のあるスポットです。氷のアーチに無数の電飾が施されており、キラキラと輝く光の中を歩くことができます。トンネルの中は、外部の喧騒から切り離されたような静寂と輝きに包まれ、ロマンチックなひとときを過ごせます。ここはSNS映え間違いなしの撮影ポイントであり、多くの人が足を止めて写真を撮っています。

フォトスポットは他にもたくさん用意されています。例えば、氷で作られたベンチや、ライトアップされた氷の彫刻の前などは、記念撮影に最適です。夜間の撮影は難易度が高いですが、スマートフォンの夜景モードなどを使えば、氷の質感を残しながらも光を綺麗に捉えることができます。フラッシュを焚かずに、周囲のイルミネーションを光源として利用すると、自然で幻想的な雰囲気に仕上がるので試してみてください。

さらに、氷の展望台からは会場全体を見渡すことができます。上から眺める層雲峡イルミネーションは、まるで光の絨毯を敷き詰めたような豪華な景色です。峡谷の深い谷底に広がる光の海は、地上で見るのとはまた違ったスケール感を感じさせてくれます。展望台への階段は氷でできているため滑りやすいですが、手すりをしっかり持って登れば、最高の絶景が待っています。ぜひ、自分だけのお気に入りアングルを見つけてみてください。

夜空を彩る打ち上げ花火のスケジュール

層雲峡イルミネーションの開催期間中、特定の日の夜には打ち上げ花火が実施されます。冬の澄み切った夜空に打ち上がる大輪の花火は、夏の花火とは一味違った鮮明な美しさがあります。氷瀑まつりの会場から見上げる花火は、目の前のライトアップされた氷像と競演し、まさに光の祭典のクライマックスにふさわしい光景を作り出します。打ち上げの音は峡谷に反響し、全身に響くような迫力を感じることができます。

花火の打ち上げは、主に期間中の週末や、特別なイベント日に合わせて行われます。20時半頃から始まることが多く、多くの宿泊客がこの時間を狙って会場を訪れます。極寒の中で見上げる花火は、寒さを耐えた人だけが味わえる特別なご褒美のようです。花火が上がると会場全体から歓声が上がり、一体感に包まれる瞬間もこのお祭りの魅力の一つです。打ち上げ時間は約5分から10分程度と短いですが、その凝縮された美しさは一生の思い出になるでしょう。

花火を見るためのベストポジションは、会場内の中央付近や展望台です。氷像と花火を同じフレームに収めたい場合は、少し離れた位置から構図を考えると良いでしょう。ただし、打ち上げ直前は非常に混雑するため、良い場所を確保したい方は早めの移動をおすすめします。花火のスケジュールについては、公式サイトやホテルのロビーなどで事前に案内されているため、必ずチェックして予定を立てておきましょう。天候(特に強風や猛吹雪)によっては中止になることもあるので、その点は注意が必要です。

氷瀑まつりを楽しむためのアクティビティ

層雲峡イルミネーションを眺めるだけでなく、実際に氷と触れ合って遊べるアクティビティが充実しているのも、このお祭りの人気の理由です。子供から大人まで夢中になれる体験が、会場のあちこちに用意されています。静かに鑑賞するのも素敵ですが、少し体を動かして冬のアクティビティを満喫することで、層雲峡の寒さを楽しさに変えてしまいましょう。

大人も子供も夢中!大迫力の氷の滑り台

会場内で最も活気がある場所の一つが「氷の滑り台」です。巨大な氷の塊を削って作られた本格的なコースは、全長が長く、見た目以上のスピード感を楽しむことができます。ゴムチューブに乗って一気に滑り降りる体験は、スリル満点で大人でも思わず声を上げてしまうほどです。ライトアップされたコースを滑り抜ける感覚は、まるでSF映画のような不思議な体験になるでしょう。

滑り台の利用には、専用のチューブのレンタル料(数百円程度)が必要な場合がありますが、その価値は十分にあります。何度も繰り返し滑る子供たちの姿が多く見られ、会場には笑顔が溢れています。夜間は滑り台のコース自体もライトアップされており、昼間とはまた違ったワクワク感があります。氷の状態が良い日は滑りがさらに良くなり、爽快な風を切る感覚を味わうことができます。利用する際は、スタッフの指示に従って安全に楽しみましょう。

滑り台を滑る際は、ウェアが濡れないようにしっかりとしたスキーウェアなどの防寒着を着用することが大切です。また、着地地点での接触を避けるため、一人ずつ順番に滑るルールが徹底されています。家族で訪れる場合は、親が先に滑って下で子供を待つなど、安全に配慮しながら楽しんでください。極寒の中で思い切り遊ぶことで、体も少しずつ温まってくるはずです。層雲峡の冬を象徴する最高のアトラクションを、ぜひ一度体験してみてください。

極寒の地で運試し!神秘的な氷瀑神社

会場内には、氷で作られた「氷瀑神社(ひょうばくじんじゃ)」が設置されています。鳥居も社殿もすべて氷でできており、非常に厳かで神秘的な雰囲気を漂わせています。氷の壁にお賽銭が貼り付くと願いが叶うと言われており、多くの参拝客がチャレンジしています。氷の壁に硬貨をピタッとくっつけるのは意外と難しく、成功した時には小さな達成感を感じることができるでしょう。

この神社は単なるディスプレイではなく、本格的な神事が行われることもあります。氷の透明感と、そこに反射するライトアップの光が相まって、まるで神様が宿っているかのような神々しさがあります。参拝する際は、氷でできた鈴を鳴らしたり、氷の壇の前で手を合わせたりと、雪国ならではの参拝様式を楽しめます。旅の安全や健康を願って、ぜひ立ち寄ってみてください。

神社周辺は、青白いライトアップで落ち着いた雰囲気に演出されていることが多く、会場の中でも少し静かなエリアになっています。氷の造形美をじっくりと観察するのにも適しており、細かな彫刻が施されていることもあります。氷瀑神社での参拝は、層雲峡イルミネーションの中でも特にユニークな体験となるはずです。氷の壁に貼り付いた無数の硬貨がキラキラと光る様子は、この場所でしか見られない不思議な光景です。

寒い夜に嬉しい!身も心も温まるグルメ

氷点下の屋外でイルミネーションを楽しんだ後は、お腹の中から温まりたいものです。会場内には「極寒酒場」や休憩コーナーがあり、温かい飲み物や軽食を楽しむことができます。特におすすめなのは、地元の食材を使った熱々の豚汁や甘酒です。冷え切った体に染み渡る温かさは、何物にも代えがたい贅沢に感じられます。湯気が立ち上るカップを手に、ライトアップされた景色を眺める時間は格別です。

また、上川町ならではの特産品やグルメを楽しめる屋台が出ることもあります。北海道らしい美味しい味覚を堪能しながら、休憩スペースで一休みしましょう。休憩スペースも氷の壁で囲まれていることがありますが、ストーブが用意されていたり、風が遮られていたりと、外よりは幾分過ごしやすくなっています。ただし、飲食中も足元からは寒さが伝わってくるため、長居しすぎないように注意しながら、エネルギーを補給してください。

一部の休憩コーナーでは、氷のグラスでお酒を楽しめる「アイスバー」のような演出が行われることもあります。お酒が好きな方にはたまらない、非日常的な空間です。お酒を飲まない方でも、ココアやホットミルクなどのメニューが充実しているため、家族全員で楽しむことができます。食べ物や飲み物を購入することで、地域の応援にも繋がります。美味しいグルメでエネルギーをチャージして、会場の隅々まで探索を続けましょう。

【おすすめの温まり方】
・まずは温かい甘酒や豚汁で内部から加熱
・休憩所にあるストーブで手先や足先をケア
・限界まで冷える前に一度屋内の休憩スペースへ移動する

寒さ対策と服装のポイント

層雲峡イルミネーションを楽しむ上で、最も重要なのが万全な寒さ対策です。層雲峡は山間部に位置し、冬の夜間はマイナス10度から20度まで下がることも珍しくありません。この過酷な環境を甘く見ると、寒さでゆっくりと鑑賞できなくなってしまいます。「寒すぎて辛かった」という思い出にしないために、事前の準備をしっかり整えておきましょう。

足元の防寒と滑り止め対策が最優先

最も冷えやすく、かつ危険なのが「足元」です。会場は雪と氷の上を歩くため、底の薄い靴やスニーカーではすぐに冷気が伝わり、感覚がなくなるほど冷え込んでしまいます。必ず防寒性の高いスノーブーツや冬用の靴を着用してください。靴の中には「つま先用のカイロ」を入れるのが鉄則です。これがあるだけで、体感温度が大きく変わります。

また、会場内の通路は踏み固められた雪や氷で非常に滑りやすくなっています。特に階段やスロープは注意が必要です。靴の裏にしっかりとした溝があるものを選び、不安な場合は市販の「着脱式滑り止めゴム」を装着することをおすすめします。転倒して怪我をしてはせっかくの旅行が台無しです。ペンギン歩きのように、小さな歩幅で足の裏全体を地面につけるように歩くのが、雪道を安全に歩くコツです。

靴下も、薄いものを2枚履くよりも、厚手のウール素材のものを1枚履く方が保温性が高く、血行も妨げられません。タイツと厚手靴下の組み合わせも効果的です。足首を冷やさないように、レッグウォーマーを活用するのも良いでしょう。足元の準備が整っていれば、会場内を隅々まで歩き回る体力が長続きします。とにかく「冷やさない」「滑らない」を意識して、足元を固めてください。

重ね着のコツ(レイヤリング)で体温を守る

極寒の層雲峡で過ごすための基本は「レイヤリング(重ね着)」です。まず、肌に直接触れる「ベースレイヤー」には、吸湿発熱素材の保温下着を選びましょう。汗をかくと逆効果になるため、速乾性があるものが理想です。その上の「ミドルレイヤー」には、フリースや厚手のセーター、インナーダウンなどを重ねて空気の層を作ります。この空気の層が断熱材の役割を果たし、体温を逃しません。

一番外側の「アウターレイヤー」は、風を通さない防風・防水性の高いダウンジャケットやスキーウェアが最適です。層雲峡は峡谷のため、時折強い風が吹くことがあります。風に当たると体感温度はさらに数度下がるため、風をブロックできる素材を選ぶことが大切です。また、着丈が長いタイプのアウターを選ぶと、腰回りやお尻までカバーできるのでより温かく過ごせます。

会場内には暖かい休憩室もありますが、外との温度差で結露したり、少し動いて汗をかいたりすることもあります。簡単に着脱できる服装にしておくと、状況に合わせて体温調節がしやすくなります。面倒でも「少し暑いかな」と思うくらいまで着込んでいくのが、北海道の冬を楽しむための鉄則です。お洒落を重視したい場合も、アウターの中はしっかりと防寒仕様にすることをお忘れなく。

持っておくと便利な防寒グッズと小道具

基本の服装に加えて、小物を活用することで防寒性能をさらに高めることができます。特に忘れがちなのが「耳」と「首」の保護です。耳は露出しているとすぐに痛くなってしまうため、耳当て付きの帽子やイヤーマフが必須です。首元はマフラーやネックウォーマーで隙間をなくし、冷気が服の中に入り込まないようにガードしましょう。バラクラバ(目出し帽)のような形状のものは、顔の大部分を覆えるため非常に効果的です。

手袋は、薄手のインナーグローブと厚手のアウターグローブを2枚重ねにするのがおすすめです。スマートフォンの操作をする際に、素手になると一瞬で凍えてしまいます。スマートフォンの操作ができるインナーグローブがあれば、寒さを最小限に抑えながら写真を撮ることができます。また、使い捨てカイロは「貼るタイプ」を背中や腰に、「貼らないタイプ」をポケットの中に入れて、指先を温められるようにしておくと安心です。

さらに、スマートフォンのバッテリー対策も重要です。極低温下では、リチウムイオン電池の特性により、バッテリーの残量が急激に減ったり、電源が落ちたりすることがあります。スマートフォンをポケットの中など体に近い温かい場所に保管し、モバイルバッテリーを携帯しておきましょう。貴重なシャッターチャンスにバッテリーが切れてしまわないよう、デジタル機器の防寒も意識しておくと、層雲峡イルミネーションを最後まで楽しむことができます。

【必須持ち物リスト】
・防寒ブーツ(滑り止め付き)
・厚手の靴下+つま先カイロ
・ダウンジャケット or スキーウェア
・耳が隠れる帽子、マフラー、手袋
・予備のモバイルバッテリー

層雲峡へのアクセスと周辺の観光情報

層雲峡イルミネーションを満喫するためには、前後の移動や宿泊プランも大切です。層雲峡温泉は、北海道のほぼ中央に位置しており、道内各地からのアクセスも良好です。また、温泉街自体に魅力がたっぷり詰まっているため、宿泊してゆっくりと過ごすのが最もおすすめのスタイルです。ここでは、アクセス方法と、あわせて楽しみたい周辺情報について解説します。

車やバスでのアクセス方法と冬道の注意点

層雲峡へのアクセスは、自家用車やレンタカー、または路線バスが一般的です。旭川市からは車で約1時間半、国道39号線をひたすら進むわかりやすいルートです。しかし、冬の国道39号線は「アイスバーン」や「ホワイトアウト」が発生しやすい難所でもあります。特に夜間の運転は視認性が低くなるため、運転に慣れていない方は公共交通機関を利用するのが賢明です。冬道の運転をする際は、早めのライト点灯と十分な車間距離を常に意識しましょう。

公共交通機関を利用する場合、JR旭川駅や上川駅が拠点となります。JR旭川駅からは道北バスの「層雲峡線」が定期的に運行されており、約2時間で温泉街のバスターミナルに到着します。JR上川駅からの場合は、バスで約30分と非常に短時間でアクセス可能です。また、冬期間は札幌から層雲峡温泉へ直行する「完全予約制の送迎バス」を運行しているホテルも多いため、宿泊予約の際に確認してみると良いでしょう。

会場付近には広い駐車場がありますが、路面が完全に氷に覆われていることも多いため、車を降りてからも油断は禁物です。バスを利用する場合は、帰りの最終便の時間を必ず事前に把握しておきましょう。ライトアップに夢中になっていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。移動手段をしっかりと確保しておくことが、心置きなく層雲峡イルミネーションを楽しむための大前提となります。時間に余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

宿泊して楽しむ層雲峡温泉の魅力

層雲峡イルミネーションを最大限に楽しむなら、層雲峡温泉での宿泊は欠かせません。氷点下の中で冷え切った体を、源泉かけ流しの温泉でじっくりと温める時間は、至福のひとときです。層雲峡温泉は「単純温泉」や「硫黄泉」など、ホテルによって異なる泉質を楽しむことができ、美肌効果や疲労回復が期待できます。雪景色を眺めながらの露天風呂は、冬の北海道観光の醍醐味と言えるでしょう。

温泉街には、大型の観光ホテルからアットホームな旅館まで、多様な宿泊施設が立ち並んでいます。多くのホテルが氷瀑まつり会場から徒歩圏内にあるため、夜の散歩がてらイルミネーションを見に行き、冷えたらすぐに温泉へ戻るという贅沢な過ごし方が可能です。また、夕食に北海道の海鮮や山の幸をふんだんに使った料理を堪能できるのも魅力です。地元のブランド豚「上川産渓谷味豚(けいこくみとん)」など、ここでしか味わえないグルメも人気です。

宿泊者特典として、氷瀑まつりの入場券がセットになったプランや、夜の会場までの無料シャトルバスを運行している宿もあります。さらに、一部のホテルではロビーから会場のライトアップを遠目に眺めることができる場合もあり、ゆったりとした気分で夜を過ごせます。翌朝は、澄んだ空気の中での温泉街散策も清々しくておすすめです。一泊二日の行程にすることで、余裕を持って層雲峡の魅力を丸ごと体験することができます。

アクセス拠点 移動手段 所要時間(目安)
JR旭川駅 路線バス(道北バス) 約120分
JR上川駅 路線バス(道北バス) 約30分
旭川空港 車・レンタカー 約90分
札幌市内 高速道路・車 約3時間

周辺の観光スポット(大雪山黒岳ロープウェイなど)

層雲峡に来たなら、イルミネーション以外の観光スポットもぜひ巡ってみてください。その代表格が「大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ」です。温泉街からすぐの場所にある乗り場から、標高1,300メートルの五合目まで一気に登ることができます。冬の間はスキー場としても賑わいますが、観光として登るだけでも、眼下に広がる大雪山連峰の雄大なパノラマビューを楽しむことができます。冬の凛とした空気の中で見る山々は、圧倒的な存在感です。

また、層雲峡の代名詞とも言える「銀河の滝・流星の滝」も必見です。冬の間は、これらの滝も完全に見事に凍りつき、巨大な氷の柱(氷瀑)へと姿を変えます。氷瀑まつり会場で作られた人工の氷像とはまた違う、自然が生み出す圧倒的な造形美に驚かされることでしょう。滝の近くまで車で行くことができますが、冬期は一部立ち入りが制限されることもあるため、事前に確認が必要です。断崖を覆う氷の壁は、自然の力強さを物語っています。

さらに、少し足を伸ばせば、旭川市の「旭山動物園」へもアクセス可能です。冬ならではの「ペンギンの散歩」など、冬期限定の展示が人気で、層雲峡観光とセットで訪れる旅行客が非常に多いコースです。層雲峡で氷の芸術を楽しみ、旭川で動物たちの生命力を感じるというプランは、北海道の冬を満喫するのにぴったりです。層雲峡を拠点にすることで、大雪山エリアの魅力を存分に味わい尽くすことができます。周辺スポットを組み合わせることで、より充実した旅になるでしょう。

【冬の周辺観光ワンポイント】
・黒岳ロープウェイ:冬の山岳絶景が楽しめるが、強風による運休に注意。
・銀河・流星の滝:自然の「本物の氷瀑」が見られる。駐車場からの徒歩移動あり。
・旭山動物園:層雲峡から車で約1時間。ペンギンの散歩は午前・午後の2回実施(積雪時のみ)。

層雲峡イルミネーションで冬の思い出を作ろう

まとめ
まとめ

層雲峡イルミネーション(氷瀑まつり)は、厳しい寒さを美しさに変える、北海道ならではの情熱が詰まったイベントです。七色に輝く氷の城、夜空を彩る花火、そして氷の滑り台や神社での楽しい体験は、ここを訪れるすべての人に忘れられない思い出を残してくれるでしょう。自然と光が織りなす幻想的な風景は、何度訪れても新しい感動を与えてくれるはずです。

極寒の地だからこそ、万全な防寒対策をして臨むことが、このイベントを心から楽しむためのコツです。足元をしっかり固め、温かい服装で会場を巡った後は、層雲峡温泉の豊かなお湯で心身ともにリラックスしてください。宿泊してゆっくり過ごすことで、イルミネーションの輝きがより一層特別なものに感じられるはずです。冬の層雲峡でしか出会えない、魔法のような光の世界があなたを待っています。

この記事でご紹介した情報を参考に、2026年の冬はぜひ層雲峡へ足を運んでみてください。一人旅、カップルでのデート、あるいは家族全員でのレジャー、どんなスタイルでも楽しめる魅力が層雲峡にはあります。白銀の世界に灯る幻想的な光に包まれて、最高の冬の思い出を作りましょう。厳しい寒さを乗り越えた先にある光の絶景は、きっとあなたの心を温かく照らしてくれることでしょう。

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