sきっぷで旭川・札幌間をお得に!JR北海道の割引チケットを賢く使う方法

sきっぷで旭川・札幌間をお得に!JR北海道の割引チケットを賢く使う方法
sきっぷで旭川・札幌間をお得に!JR北海道の割引チケットを賢く使う方法
移動

北海道の二大都市である旭川と札幌を結ぶルートは、ビジネスや観光で非常に多くの人が利用します。この区間をJRで移動する際に、真っ先に検討したいのが「sきっぷ」です。自由席をお得な料金で利用できるため、昔から多くの道民に親しまれてきました。

一方で、最近はインターネット予約限定の割引切符も増えており、「どれが一番安いの?」「どうやって買えばいいの?」と迷ってしまう方も少なくありません。この記事では、旭川と札幌の間を快適に移動するために欠かせないsきっぷの仕組みや、賢い活用術を詳しくご紹介します。

初めて北海道を旅する方はもちろん、久しぶりにJRを利用するという方も、ぜひ最後までチェックしてみてください。移動費を賢く抑えて、その分を現地のグルメや観光に回して、より充実した北海道旅行を楽しみましょう。

  1. sきっぷ(旭川〜札幌)の基本情報と最新の料金設定
    1. sきっぷとはどんな切符?基本的な仕組みを解説
    2. 現在の販売価格と有効期限について
    3. 通常のきっぷと比べてどれくらいお得になるのか
    4. こども料金の設定と家族旅行での活用
  2. sきっぷの買い方と利用できる列車の種類
    1. 購入できる場所と最適なタイミング
    2. 特急ライラックと特急カムイの違い
    3. 指定席を利用したい場合の追加料金(指定席追加券)
    4. 券売機でのスムーズな購入手順
  3. 旭川・札幌間の移動をより快適にするコツ
    1. 自由席で確実に座るためのポイント
    2. 交通系ICカード(Kitaca/Suica)との併用
    3. 車内設備とスマートフォンの充電環境
    4. 繁忙期や土日の混雑状況と対策
  4. 知っておきたい注意点と払い戻しルール
    1. 途中下車や乗り越しをした場合の取り扱い
    2. 有効期限が切れてしまった時の対応
    3. 紛失や盗難に遭った際の手続き
    4. 払い戻しができる条件と手数料
  5. JR以外と比較!高速バス「あさひかわ号」との違い
    1. 移動時間と料金のバランスを比較
    2. 運行本数と最終列車の違い
    3. 快適さと車内Wi-Fiの有無
    4. 目的地の場所による使い分け
  6. えきねっと(トクだ値)への移行と今後の展望
    1. ネット予約限定の「トクだ値」とは
    2. チケットレス乗車のメリットと利用方法
    3. 紙の切符とネット予約どちらが便利?
  7. sきっぷを活用して旭川・札幌の旅をリーズナブルに楽しもう

sきっぷ(旭川〜札幌)の基本情報と最新の料金設定

JR北海道が販売している「sきっぷ」は、特定の区間の特急列車を割引価格で利用できる往復タイプの乗車券です。旭川と札幌の間は運行本数も多く、非常に利便性の高い区間として知られています。まずは、この切符の基本的な仕組みを整理しておきましょう。

sきっぷとはどんな切符?基本的な仕組みを解説

sきっぷは、目的地までの往復の「乗車券」と「特急券(自由席)」がセットになった割引チケットです。JR北海道の看板商品の一つであり、旭川と札幌を頻繁に行き来する人たちにとっては定番中の定番といえる存在です。通常、特急列車に乗るには運賃とは別に特急料金が必要になりますが、sきっぷはそれらがすべてパッケージ化されています。

この切符の最大の特徴は、「自由席」を利用することを前提としている点です。そのため、座席の指定は含まれていません。旭川から札幌へ向かう「特急ライラック」や「特急カムイ」の自由席にそのまま乗車することができます。予約の手間がなく、駅で購入してすぐに列車に乗り込める手軽さが大きなメリットです。

また、この切符は往復で一組となっているため、行きと帰りの両方でJRを利用する場合にのみメリットがあります。片道だけの利用や、行きはJRで帰りはバスといった使い方は想定されていません。有効期間内であれば、帰りの日程を自由に決められるのも嬉しいポイントですね。

現在の販売価格と有効期限について

2024年現在の旭川〜札幌間のsきっぷの価格は、大人1名あたり5,550円です。通常の運賃と自由席特急料金を別々に購入した場合、往復で1万円近くかかることもあるため、sきっぷを利用するだけで大幅な節約になります。学生さんからビジネスマンまで、幅広く支持される理由はこの圧倒的なコストパフォーマンスにあります。

有効期限は「6日間」と定められています。例えば、月曜日に旭川を出発して札幌で数日間滞在し、週末の土曜日に旭川へ戻るというスケジュールでも、1組のsきっぷで対応可能です。日帰り旅行はもちろん、長期滞在を伴う出張や帰省にも十分対応できる期間設定となっています。

なお、料金は改定される可能性があるため、旅行の直前には必ずJR北海道の公式サイトなどで最新情報を確認するようにしてください。また、利用開始日を指定して購入することになるため、出発日が決まってから買い求めるのがスムーズです。当日購入も可能なので、急な予定でも安心して利用できます。

通常のきっぷと比べてどれくらいお得になるのか

実際にどれほどお得なのか、具体的な数字で比較してみましょう。旭川駅から札幌駅まで、正規の料金で特急の自由席を利用すると、片道で4,690円(運賃2,860円+特急料金1,830円)かかります。往復に換算すると9,380円になります。これに対してsきっぷは5,550円ですので、差額はなんと3,830円にもなります。

この浮いたお金があれば、札幌で豪華な海鮮丼を食べたり、お土産をたくさん買い込んだりすることができます。もし家族4人で移動するとなれば、その差額はさらに大きくなり、宿泊費1泊分に相当するほどの節約になります。これほど割引率の高い切符を使わない手はありません。

さらに、以前は販売されていた「回数券」が廃止された現在、1回きりの往復でこれほど高い割引を受けられる手段は限られています。短距離の移動であれば普通列車でも良いかもしれませんが、旭川〜札幌間は特急で約1時間25分かかります。時間と快適さを考えれば、sきっぷこそが最もバランスの良い選択肢と言えるでしょう。

こども料金の設定と家族旅行での活用

sきっぷには、大人の半額相当となる「こども料金」も設定されています。現在、旭川〜札幌間のこども用sきっぷは2,770円です。小学生のお子様がいるご家庭であれば、家族全員でお得に移動することが可能です。家族4人(大人2名、子供2名)で利用した場合の合計金額は16,640円となり、通常の切符を買うより1万円以上も安くなります。

なお、未就学児(幼児)については、大人の膝の上に座る場合などは基本的に無料ですが、1人で1席を占有する場合はこども料金の切符が必要になります。sきっぷは自由席用ですので、混雑していなければお子様を隣の席に座らせることも可能ですが、混み合う時期は配慮が必要です。

こども料金の対象は「小学生」です。中学生以上は大人料金となりますのでご注意ください。また、小学校入学前の幼児は原則無料ですが、1人で1席を確保したい場合は、こども用のきっぷを購入するのがマナーとされています。

家族での思い出作りには何かとお金がかかるものです。移動手段をsきっぷに固定するだけで、予算に余裕が生まれます。浮いた予算で、旭山動物園の年間パスポートを買ったり、札幌の円山動物園とハシゴしたりするのも楽しいプランですね。

sきっぷの買い方と利用できる列車の種類

sきっぷをどこで買えばいいのか、また、どの列車に乗れるのかという点は、初めての方にとって気になるポイントです。実は購入方法はとても簡単で、駅の券売機でも数分で手続きが完了します。ここでは具体的な購入手順と列車の種類について詳しく見ていきましょう。

購入できる場所と最適なタイミング

sきっぷは、JR北海道の主要な駅にある「話せる券売機」「指定席券売機」、および「みどりの窓口」で購入できます。旭川駅や札幌駅のような大きな駅であれば、改札付近に設置されている紫色の券売機を利用するのが最もスムーズです。画面の指示に従って「お得なきっぷ」のメニューを選択すれば、すぐに見つけることができます。

購入のタイミングとしては、乗車当日でも全く問題ありません。事前の予約などは不要ですので、駅に到着してから出発までの間にパッと購入することができます。もちろん、事前に予定が決まっている場合は、前もって買っておくことも可能です。クレジットカードでの支払いにも対応しているため、現金を持ち合わせていなくても安心です。

ただし、旅行会社で販売されている場合もありますが、基本的には駅の券売機で購入するのが一番手っ取り早いでしょう。窓口は時期によって非常に混雑するため、機械操作に抵抗がなければ、タッチパネル式の「指定席券売機」を活用することをおすすめします。操作はシンプルで、迷うことはほとんどありません。

特急ライラックと特急カムイの違い

旭川〜札幌間を走る特急列車には「ライラック」と「カムイ」の2種類があります。sきっぷを持っていれば、どちらの列車にも乗車することが可能です。どちらも所要時間はほぼ同じ約1時間25分で、最高速度120km/hで快適に走行します。利用者からすると、どちらに乗っても大きな違いはありませんが、車両の設備に少し差があります。

特急ライラックは6両編成で、グリーン車が連結されているのが特徴です。一方、特急カムイは5両編成で、グリーン車はありませんが、全ての座席にコンセントが設置されている車両が多いのが魅力です。sきっぷで利用できるのは「自由席」ですので、ライラックであれば3号車から6号車、カムイであれば1〜3号車と5号車が主な対象となります。

運行スケジュールを見ると、日中は概ね30分に1本のペースで交互に発車しています。ホームに早く到着した方に乗れば問題ありませんが、もしスマートフォンの充電を優先したいのであれば、特急カムイを狙うのが一つの手です。どちらの列車も車内は清潔で、北海道らしい景色を楽しみながら移動できます。

指定席を利用したい場合の追加料金(指定席追加券)

sきっぷは基本的に自由席用の切符ですが、「どうしても座りたい」「荷物が多いので席を確保しておきたい」という場合には、追加料金を支払うことで指定席に変更することが可能です。これを「指定席追加券」と呼びます。旭川〜札幌間の場合、通常は片道530円(時期により変動あり)をプラスするだけで、指定席へのアップグレードができます。

指定席を利用したい場合は、駅の券売機や窓口であらかじめ追加券を購入しておきましょう。特に特急カムイには「uシート」という、座席間隔が広くコンセントも完備された快適な指定席車両があります。sきっぷにわずかな金額を足すだけで、この豪華な座席を利用できるのは非常にコスパが良いと言えます。

指定席へのアップグレード手順

1. 駅の指定席券売機で「指定席券」のみを購入するメニューを選択する。

2. 乗車する列車と座席を選び、料金(通常530円)を支払う。

3. 入場時はsきっぷを改札に通し、車内では指定席券を提示する。

お盆休みや年末年始、ゴールデンウィークなどの繁忙期は、自由席が非常に混雑し、始発駅からでも座れないことがあります。そのような時は、迷わず指定席追加券を利用して、ストレスのない移動を確保することをおすすめします。

券売機でのスムーズな購入手順

駅の指定席券売機(紫色の機械)でsきっぷを買う手順を具体的におさらいしておきましょう。まず、画面トップにある「おトクなきっぷ」というボタンをタッチします。次に、目的地や方面から選ぶメニューが表示されるので、「札幌・小樽方面」または「旭川方面」を選択してください。すると、対象となる切符のリストの中に「sきっぷ」が出てきます。

次に、利用開始日を選択します。当日から使う場合は「本日」を選びます。続いて人数を選び、内容を確認したら支払いに進みます。現金、またはクレジットカードを挿入すれば、行きと帰りの2枚の切符、および領収書などが発券されます。改札を通る際は、その時使用する片方の切符だけを通せば大丈夫です。

注意点として、sきっぷは「ゆき」と「かえり」の切符が別々に発券されるため、帰りの切符を紛失しないように大切に保管しておく必要があります。財布の奥やパスケースにしっかりとしまっておきましょう。万が一なくしてしまうと、再度買い直すことになってしまうので、注意が必要です。

旭川・札幌間の移動をより快適にするコツ

JRでの移動をただの移動時間にせず、快適なリラックスタイムに変えるためのコツをご紹介します。旭川〜札幌間は約1時間半と、短すぎず長すぎない絶妙な距離です。この時間をどう過ごすかで、旅行の満足度も変わってきます。座席確保のテクニックから車内設備まで、役立つ情報を見ていきましょう。

自由席で確実に座るためのポイント

sきっぷは自由席を利用するため、座れるかどうかが最大の懸念点という方も多いでしょう。確実に座るための鉄則は、「始発駅から乗る」ことと「早めにホームに並ぶ」ことです。旭川駅も札幌駅も多くの特急列車の始発駅となっているため、発車時刻の10分〜15分前にホームへ行けば、平日の日中であればまず座ることができます。

特に旭川駅から札幌へ向かう場合、特急ライラックは6両編成で自由席が多いため、比較的座りやすい傾向にあります。一方で特急カムイは5両編成で、4号車が指定席(uシート)となっているため、自由席の数がやや少なくなります。列車の編成表をホームの足元や案内板で確認し、自由席の車両が多い場所で待機するのがコツです。

もし、どうしても座りたい時間帯が通勤ラッシュや週末の夕方に重なってしまう場合は、先ほど紹介した「指定席追加券」を検討しましょう。530円という金額は、コーヒー1杯分程度です。それで確実に座れる安心感が得られるなら、決して高い投資ではありません。旅の疲れを残さないためにも、状況に合わせた判断が大切です。

交通系ICカード(Kitaca/Suica)との併用

最近ではKitacaやSuicaなどの交通系ICカードで改札を通るのが一般的ですが、sきっぷを利用する際は少し注意が必要です。sきっぷは磁気切符ですので、ICカードをタッチするのではなく、切符を改札機に投入する必要があります。ICカードとsきっぷを併用する場合は、混乱しないようにしましょう。

例えば、札幌市内の地下鉄からJRに乗り換える際、地下鉄はICカードを使い、JRの改札ではsきっぷを投入するという形になります。札幌駅の自動改札機は、ICカードと切符の同時処理が可能ですが、操作に慣れていない場合は、一旦ICカードで地下鉄の改札を出てから、改めてsきっぷでJRの改札に入るのが最も確実です。

また、駅構内の売店(KIOSKなど)や自動販売機ではICカードが非常に便利です。車内での飲み物や軽食を買う際には、ICカードを準備しておくとスマートに買い物ができます。旭川〜札幌間の特急列車には現在、車内販売がありません。乗車前に飲み物などを購入しておくのが、快適な旅の必須条件です。

車内設備とスマートフォンの充電環境

移動中にスマートフォンの充電ができるかどうかは、現代の旅において死活問題です。先述の通り、旭川〜札幌間を走る「特急カムイ」は、全座席にコンセントが設置されている非常に優秀な車両です。sきっぷで自由席を利用する場合でも、カムイを選べば移動中にフル充電が可能です。

一方の「特急ライラック」は、グリーン車や一部の指定席にはコンセントがありますが、自由席には設置されていない車両がほとんどです。そのため、充電を優先したい場合は、時刻表で「カムイ」と記載されている列車を選ぶのが賢明です。JR北海道の時刻表や駅の案内板には、どちらの車両で運行されるかが明記されています。

車内Wi-Fiについては、残念ながら現在のところ旭川〜札幌間の特急列車で公衆無線LANサービスは提供されていません。動画視聴や仕事でインターネットを利用する場合は、自身のテザリング機能やポケットWi-Fiを用意しておく必要があります。静かな車内環境を活かして、読書や仮眠に充てるのも有意義な過ごし方ですね。

繁忙期や土日の混雑状況と対策

旭川〜札幌間は、土日や祝日になると一気に利用者が増えます。特に札幌で大きなイベントやコンサートがある日、または旭山動物園が混雑する大型連休などは、自由席の乗車率が100%を超えることも珍しくありません。通路に立って移動するのは、1時間半とはいえかなり体力を消耗します。

こうした混雑が予想される日にsきっぷを利用する場合は、通常よりも早めに駅に到着するようにしましょう。発車の20分前であれば、自由席の列の先頭付近に並べる可能性が高いです。また、あえて一本後の列車を見送って、次の列車の先頭で待つというのも、確実に座るための有効な手段です。

混雑回避のチェックポイント:
・金曜日の夕方(札幌発)や日曜日の夕方(旭川発)は特に混みます。
・札幌ドームやエスコンフィールドでのイベント情報を事前に確認しましょう。
・どうしても座りたい場合は、早めに駅に行って指定席追加券を購入するのが最強の対策です。

また、雪による遅延や運休が発生しやすい冬期間は、運行情報のチェックも欠かせません。JR北海道の公式X(旧Twitter)や列車運行情報サイトをこまめに確認し、予定に余裕を持って行動することをおすすめします。

知っておきたい注意点と払い戻しルール

どんなにお得な切符でも、ルールを知らずに使ってしまうと思わぬトラブルになることがあります。sきっぷには、通常の乗車券とは異なる独自の制約がいくつかあります。特に「途中下車」や「払い戻し」については、事前に把握しておくことで、いざという時に焦らずに対応できます。

途中下車や乗り越しをした場合の取り扱い

sきっぷを利用する際、最も注意したいのが「途中下車」です。sきっぷは旭川〜札幌間の往復を前提としているため、途中の駅で一旦改札を出ると、その切符は無効になってしまいます。例えば、旭川から札幌へ向かう途中の「滝川駅」や「岩見沢駅」で降りて観光したいと思っても、sきっぷではそれができません。

もし途中の駅で降りる必要がある場合は、その区間までの乗車券を別途購入するか、sきっぷを諦める必要があります。一旦改札を出なければ(ホームでの乗り換えなど)、問題はありませんが、基本的に「A地点からB地点まで一気に移動する」ための切符であると考えておきましょう。

また、札幌を超えて小樽まで行きたい、といった「乗り越し」をする場合も注意が必要です。この場合は、札幌駅から目的地までの運賃を別途支払う必要があります。自動改札機を通る前に、駅の精算機や窓口で精算の手続きを済ませるのがスムーズです。乗り越し区間分の料金は通常運賃となりますので、sきっぷの割引は適用されません。

有効期限が切れてしまった時の対応

sきっぷの有効期間は「6日間」ですが、万が一この期間を過ぎてしまった場合、その切符は完全に無効となります。たとえ帰りの片道分が残っていたとしても、1日でも過ぎれば一切使用することができません。また、有効期限の延長も認められていないため、スケジュール管理には十分注意しましょう。

急な病気や仕事の都合で予定が変わった場合は、有効期限内に限り、払い戻しを検討することになります。期限を過ぎてから「使わなかったから返金してほしい」と窓口へ行っても、残念ながら対応してもらうことはできません。旅行の計画が中止になったら、すぐに最寄りの駅へ相談に行くのが鉄則です。

ちなみに、有効期限の最終日に列車が運休になった場合などは、特例として有効期間の延長や払い戻しが行われることがあります。大雪などで列車が止まってしまった際は、駅員さんの案内に従い、無理に自分で判断せずに確認を取るようにしてください。

紛失や盗難に遭った際の手続き

切符を失くしてしまうことは、旅の中で最も避けたい事態の一つです。しかし、もしsきっぷを紛失してしまった場合、残念ながら再発行を受けることはできません。もう一度、正規の料金で買い直す必要があります。これはJRの切符全般に共通する厳しいルールです。

ただし、紛失した際に「再収受(さいしゅうじゅ)」という手続きを行うことができる場合があります。これは、一旦同じ切符を買い直し、後日失くした切符が見つかった場合に、手数料を差し引いて払い戻しを受けるという仕組みです。紛失したと思ったらすぐに駅の窓口に申し出てください。

もし切符が見つからなかった場合、買い直した分の料金は戻ってきません。sきっぷは紙の切符ですので、現金と同じくらい大切に扱う必要があります。特に「かえり」の切符は、旅行中ずっと保管しておく必要があるため、紛失リスクを最小限にする工夫が必要です。

対策としては、スマホケースのカードホルダーに入れたり、財布の決まった場所に保管したりして、むやみに出し入れしないことが一番です。また、万が一に備えて、購入時の領収書や切符の番号が見える写真を撮っておくと、駅員さんへの説明がスムーズになることがあります。

払い戻しができる条件と手数料

事情によりsきっぷを使わなくなった場合、払い戻しをすることができますが、そこにはいくつかの条件があります。まず、第一の条件は「有効期間内であること」です。そして第二に「ゆき・かえりの両方が未使用であること」または「ゆきのみ使用して、かえりが未使用であること」が必要です。

全く使用していない状態であれば、発売額から手数料(通常は数百円程度)を差し引いた残額が戻ってきます。一方で、行きだけ使って帰りを払い戻したい場合は、発売額から「通常の片道運賃・料金」と「手数料」を引いた額が戻ることになります。sきっぷは割引率が高いため、この計算をすると戻ってくる金額が非常に少なくなる、あるいはゼロになることもあります。

払い戻しの手続きは、JR北海道の主な駅の窓口で行うことができます。券売機では払い戻しはできませんので注意しましょう。クレジットカードで購入した場合は、購入時に利用したカードと、その控え(売上票)が必要になります。現金返金ではなく、カード口座への返金処理となるため、手続きには少し時間がかかる場合があります。

JR以外と比較!高速バス「あさひかわ号」との違い

旭川〜札幌間の移動手段として、JRと常に比較されるのが高速バス「あさひかわ号」です。どちらを選ぶべきかは、旅の目的や予算、優先順位によって変わってきます。ここでは、sきっぷを利用したJR移動と、高速バス移動のメリット・デメリットを徹底比較します。

移動時間と料金のバランスを比較

まず最も大きな違いは「時間」と「料金」です。JRの特急(sきっぷ利用)は、旭川〜札幌間を約1時間25分で結び、往復料金は5,550円です。対する高速バス「あさひかわ号」は、片道約2時間5分〜2時間25分程度かかり、往復のセット券(4回券などの活用を含む)を利用すると片道あたり約2,300円〜2,500円程度になります。

比較項目 JR(sきっぷ) 高速バス(あさひかわ号)
所要時間 約1時間25分 約2時間5分〜
往復料金(目安) 5,550円 約4,700円〜5,000円
定時性 高い(雪に強い) 道路状況に左右される

料金面ではバスに軍配が上がりますが、その差は往復で数百円から千円程度です。この金額差で「1時間以上の短縮」ができると考えれば、JRの方がタイトなスケジュールを組めるメリットがあります。特に日帰り旅行の場合は、現地での滞在時間を長く確保できるJRが圧倒的に有利です。

運行本数と最終列車の違い

運行本数については、どちらも非常に充実しています。JRは日中30分に1本ペースですが、高速バスも20分〜30分間隔で運行されています。予約不要で乗れる点も共通しており、思い立った時に移動できる気軽さはどちらも変わりません。

注意したいのは「最終便」の時間です。札幌発旭川行きの最終特急は23時頃までありますが、高速バスの最終はそれよりも早い時間(21時台や22時台)に設定されていることが多いです。札幌で夜遅くまでディナーを楽しんだり、イベントに参加したりする場合は、JRの方が余裕を持って行動できるでしょう。

逆に、バスのメリットは停留所の多さです。JRは駅まで行く必要がありますが、高速バスは札幌市内の「札幌ターミナル」や「中央バス札幌ターミナル」だけでなく、地下鉄駅近くのバス停にも停車します。目的地が駅から離れている場合は、バスの方がドア・ツー・ドアに近い移動ができるかもしれません。

快適さと車内Wi-Fiの有無

車内の快適さについては、好みによります。JRは座席が広く、立って歩くこともできるため、身体への負担は少なめです。また、特急列車にはトイレも完備されているため、長時間の乗車でも安心感があります。先述の通り、特急カムイであればコンセントも使えるため、PC作業をする人にはJRが向いています。

一方で、最近の高速バスは無料Wi-Fiを完備している車両が増えています。移動中に動画を楽しんだり、SNSをチェックしたりしたい人にとっては、Wi-Fi環境があるバスの方が魅力的に映るかもしれません。ただし、バスは道路の混雑や冬の雪道による揺れがあるため、酔いやすい人は注意が必要です。

また、冬の北海道において重要なのが「定時性」です。JRは雪に強く、多少の吹雪でも運行を維持することが多いですが、高速道路は吹雪や事故で通行止めになることがしばしばあります。冬期間に確実に目的地へ着きたいのであれば、鉄道というインフラの信頼性は非常に高いと言えます。

目的地の場所による使い分け

最終的な判断基準は、「目的地がどこか」という点に集約されます。札幌駅周辺や、地下鉄で移動する範囲が目的地であれば、JR札幌駅に直着する特急列車が最適です。旭川側も同様に、旭川駅周辺を拠点にするならJRがスムーズです。

一方で、旭川市内の特定の地区(永山や旭川医大方面など)や、札幌市内のIC付近が目的地であれば、バスの方が便利なケースもあります。どちらも「sきっぷ」や「バス回数券」というお得な手段があるからこそ、その時々の状況に合わせて賢く使い分けたいですね。

例えば、行きは時間を優先してJRのsきっぷを使い、帰りは少しでも安く済ませるためにバスを利用する…というプランも考えられますが、sきっぷは往復専用ですので、その場合は割引のメリットが薄れてしまいます。どちらかに絞って往復利用するのが、最もコストを抑える近道です。

えきねっと(トクだ値)への移行と今後の展望

現在、JR北海道は紙の割引切符から、インターネット予約サービス「えきねっと」への移行を強力に進めています。これまでご紹介してきたsきっぷも、将来的にはネット予約限定の割引に置き換わっていく可能性があります。ここでは、最新のネット予約事情についても触れておきましょう。

ネット予約限定の「トクだ値」とは

「トクだ値」は、JR東日本の予約サイト「えきねっと」で販売されている、列車・区間・座席数限定の割引切符です。旭川〜札幌間でも導入されており、乗車日当日の1時50分まで予約可能な「特急トクだ値1」などがあります。これを利用すると、指定席が最大45%〜55%オフになるなど、sきっぷを凌ぐ驚異的な割引率が設定されることもあります。

sきっぷとの最大の違いは、「指定席が確約される」という点です。自由席用のsきっぷよりも安く、さらに座席まで決まっているのですから、利用者にとってはメリットしかありません。ただし、販売座席数には限りがあるため、人気の時間帯はすぐに売り切れてしまうのが難点です。

また、予約には「えきねっと」への会員登録(無料)とクレジットカードの登録が必要です。スマホ一台で予約から決済まで完結し、最近では「チケットレス乗車」も選べるようになっています。慣れてしまえばこれほど便利なものはありませんが、事前の準備が必要という点では、駅でパッと買えるsきっぷに軍配が上がります。

チケットレス乗車のメリットと利用方法

チケットレス乗車とは、紙の切符を受け取ることなく、登録した交通系ICカード(モバイルSuicaなど)を改札にかざすだけで乗車できる仕組みです。旭川〜札幌間もこの対象となっており、券売機に並ぶ手間が一切ありません。特急券の情報はスマホ内に保持され、車内改札の際もスマホを提示するだけ、あるいは座席指定されている場合は検札自体が省略されることもあります。

このサービスのメリットは、紛失のリスクがほぼゼロになることです。紙の切符のように「どこにしまったっけ?」と焦る必要もありません。また、予定が変わった場合も、発車時刻前であればスマホ上で簡単に予約の変更ができるため、柔軟な旅のスタイルにマッチします。

ただし、チケットレス割引が適用されるのは「指定席」が中心です。sきっぷのような「自由席でとにかく安く」というニーズとは少し異なりますが、最近の割引傾向を見ると、指定席をチケットレスで利用するのが、JR北海道が最も推奨している乗り方のようです。今後、sきっぷの販売が終了する可能性も否定できないため、今のうちにえきねっとに慣れておくのも良いでしょう。

紙の切符とネット予約どちらが便利?

現状では、「手軽さのsきっぷ」か「確実・格安のえきねっと」か、という二択になります。駅に行ってすぐに乗りたい、難しい設定はしたくない、という方にはsきっぷが依然として最強の味方です。一方で、あらかじめ予定が決まっていて、少しでも安く座って移動したいという方にはえきねっとが最適です。

特に、家族旅行など人数が多い場合は、えきねっとで指定席をまとめて確保しておく方が、車内で離れ離れになるリスクもなく安心です。逆に、出張などで「何時の列車に乗れるか分からない」という不安定な状況であれば、有効期限内ならどの列車でも自由席に乗れるsきっぷの方が使い勝手が良いでしょう。

北海道の鉄道事情は今、大きな変革期にあります。sきっぷのような「古き良きお得な切符」が残っているうちにその恩恵を受けつつ、新しいデジタルサービスの便利さも取り入れていく。そんな柔軟な姿勢が、これからの北海道旅行をよりスマートに、そしてリーズナブルにする鍵となるでしょう。

sきっぷを活用して旭川・札幌の旅をリーズナブルに楽しもう

まとめ
まとめ

旭川と札幌の間を走る特急列車は、北海道の景色を楽しみながら快適に移動できる素晴らしい交通手段です。その移動を支えてくれる「sきっぷ」は、正規料金に比べて圧倒的に安く、しかも6日間という長い有効期間を持つ非常に使い勝手の良い切符です。

最後にもう一度、sきっぷを使いこなすためのポイントをおさらいしておきましょう。まず、旭川〜札幌間の往復は5,550円(大人)で、駅の券売機で当日すぐに購入可能です。座席は自由席ですが、始発駅から早めに並べば座れる確率が高く、さらに追加料金を払えば指定席へのアップグレードもできる柔軟さが魅力です。

一方で、途中下車ができないことや、紛失時の再発行が不可であるといったルールも忘れてはいけません。また、最近ではインターネット予約限定の「トクだ値」といったさらに強力な割引サービスも登場しています。自分の旅のスタイルが「手軽さ重視」なのか「安さ・予約重視」なのかを考えて、最適な切符を選んでください。

移動費を賢く節約することは、旅の楽しさを広げることにつながります。浮いたお金で、旭川の美味しいラーメンを一杯多く食べたり、札幌の素敵なカフェでデザートを楽しんだり。そんな素敵なひとときのために、ぜひ今回の情報を活用して、お得で快適なJRの旅を満喫してくださいね。

タイトルとURLをコピーしました